ドコモのiPhone販売について、SankeiBizが報じ、それをもとにBloombergが英語で伝え、TNWや9to5Macが紹介しています。
今回の報道でドコモの株価は2.1%上昇し、反対に、ソフトバンクは0.5%、auは2%下げました。KDDIのスポークスマンはドコモのiPhone販売の憶測によってKDDIの株価に影響を及ぼしたことに言及したとBloombergは伝えています。
SankeiBizの記事の見出しは『iPhone販売「態勢は整った。いつ出すかが問題」 NTTドコモ副社長』となかなかに刺激的であり、もしかすると本当にドコモでiPhoneを発売するかもしれないと期待を持たせてくれます。
焦点となる坪内和人ドコモ副社長へのインタビューを抜粋すると次の通り。
- 米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」の販売交渉が続いていたが、新機種が9月10日に発表されそうだ
「状況は変わっていない。(10日にアイフォーン発売を発表するのは)難しい。ただ、アップルにとって国内最大の携帯電話事業者に扱わせないのは経済合理性がないし、ドコモにとっても顧客が求める端末を売らないわけにはいかない。条件の問題だ」
- ツートップ戦略による機種の絞り込みはアイフォーン販売の地ならしだった
「(アイフォーンを扱っても、アイフォーンに)対抗できる端末は必要だが、ドコモ側の態勢は整った。いつ出すかが問題だ」
ドコモの考える問題は、「条件」と「時期」のようです。ただし、すべての問題がクリアできたとしても9月10日のAppleの発表に合わせてドコモが準備を整えるのは難しいとされています。
「条件」とは、iPhoneの販売ノルマなどAppleの提示する販売条件と考えられます。ドコモはiPhoneを販売したとしてもそれに対抗できるようなAndroid端末を用意したようです。ドコモは冬モデルでソニー、シャープ、富士通のスリートップ体制で挑むといわれています。
個人的には、昨年、発売と同時にソフトバンク版iPhone5を購入し、その後、香港でSIMフリー版iPhone5に乗り換えてから、現在もiPhone5 SIMフリーとドコモSIMを使っています。
iPhone5はiOSのアップデートを止めているのでドコモSIMカードでもLTE通信ができています(現在の最新バージョンではドコモのLTEでは接続できません)。それでも、自分の生活圏では、ソフトバンクの方がつながりやすかったと感じています。希望としては、ドコモ版iPhoneの販売よりも、日本でも米国や香港などのように、SIMフリーのiPhoneを販売してほしいところです。
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