Appleは現地時間7月24日、MacBook Pro（2018）向けに「macOS High Sierra 10.13.6 Supplemental Update」をリリースしました。
7月12日に発売された「MacBook Pro（2018） 」のみが対象で、他のMacは非対象です。
リリースノートではのMacBook Pro（2018）の安定性と信頼性が向上のためのアップデートとされていますが、
macOS High Sierra 10.13.6追加アップデートでは、Touch Bar搭載のMacBook Pro（2018）コンピュータの安定性と信頼性が向上します。このアップデートはすべてのユーザに推奨されます。
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、こちらを参照してください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
AppleがMac Rumorsなどメディアに送った声明文によれば、
Following extensive performance testing under numerous workloads, we've identified that there is a missing digital key in the firmware that impacts the thermal management system and could drive clock speeds down under heavy thermal loads on the new MacBook Pro.
A bug fix is included in today's macOS High Sierra 10.13.6 Supplemental Update and is recommended. We apologize to any customer who has experienced less than optimal performance on their new systems.
Customers can expect the new 15-inch MacBook Pro to be up to 70% faster, and the 13-inch MacBook Pro with Touch Bar to be up to 2X faster, as shown in the performance results on our website.
多くの負荷で徹底的な性能テストを行った結果、ファームウェアにデジタルキーが欠けていることが判明したそうです。デジタルキーの欠如により、熱管理システムに影響を与え、新型MacBook Proに高い熱負荷がかかりクロック速度を低下させる可能性があると説明されています。
本日の補足アップデートにはバグ修正が含まれており、アップデートの適用を推奨するとのこと。また、新しいシステムで最適な性能を体験できなかった顧客に謝罪する、としています。
バグの修正により、公式サイトでのパフォーマンス結果に示されているように、新型15インチMacBook Proは最大70％速く、タッチバー搭載の13インチMacBook Proは最大2倍高速になると期待される、としています。
この問題は、YouTuberのDave Lee氏が7月17日に公開した「MacBook Pro 15 (2018) - Beware the Core i9」で明るみに出ていました。「サーマルスロットリング」問題として話題となり、今回、Appleはソフトウェアアップデートで対処することになりました。
アップデートのリンクは以下より。
