ウォールストリートのアナリストらは既存のiPhoneユーザーのiPhone Xへの買い替え需要が増大する、いわゆる「スーパーサイクル」が2017年末になると予測している中で、KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏はそれが2018年になると予測しています。
TrueDepthカメラシステムの生産上の問題は、2018年には改善するとKuo氏はみています。また、2018年の新しいiPhoneモデルは、2017年モデル（iPhone X）よりも長い販売期間を得ることになり、iPhone Xの持つ魅力的な特徴を数多く引き継ぐような製品になると予測しています。
市場の一般的な見方は2017年をiPhoneのスーパーサイクルとしているが、Kuo氏によれば、次の要因で2018年にスーパーサイクルが始まります。
- TrueDepthカメラシステムの生産上の問題は2018年に大きく改善される
- 2018年の新モデルは、2017年モデルよりも販売期間が長くなる
- 2018年の新モデルは、2017年モデルのセールスポイントを維持し、製品構成、仕様、デザインはより競争力のあるものになる
彼の予測が正しければ、2018年のiPhone Xの後継モデルは発売直後から購入しやすくなることを意味します。
たとえば、今年のiPhone8シリーズは9月22日の発売直後から比較的容易に入手できました。
一方、iPhone Xの販売期間は予想以上に短くなることが予想できます。iPhone Xは11月3日発売ですが、比較的入手容易になるのは2018年以降となり、例年通りであればその8～9か月後には新モデルが発表・発売されるのです。iPhone XはiPhoneシリーズで最も製品寿命の短い（最新モデルである期間が短い）製品となるかもしれません。
Source：Mac Rumors, 9to5Mac
