その理由は不明ですがAppleはiOSデバイスの搭載メモリーを発表することはないため、新モデルのiPhone SEと9.7インチiPad Proについてもベンチマークやデバイスの分解を行わない限りメモリー容量を確かめることはできません。
TechCrunchのMatthew Panzarino氏は、早速メモリを調べるアプリを使ってiPhone SEとiPad Pro 9.7インチの搭載メモリーを確かめたようです。
それによれば、iPhone SEと9.7インチiPad Proはどちらも2GB RAMを内蔵していました。
2GB RAM、これはiPhone 6s/6s Plusと同じ容量です。iPhone SEはApple A9チップを積んでおりその点でiPhone 6s/6s Plusと同じでしたが、搭載メモリーでも同等であることになります。
一方、9.7インチにも2GB RAMが搭載されていましたが、これは12.9インチiPad Proの半分です。12.9インチiPad Proは4GB RAMを搭載しています。
9.7インチiPad Proは、12.9インチモデルと同じApple A9Xプロセッサを搭載しています。しかし、前者のCPUは後者のCPUよりもクロック(周波数)を下げられているようです。9.7インチiPad Proは2.16GHz、12.9インチiPad Proは2.24GHzでした。同じCPUでは周波数の低い方がパフォーマンスも落ちます。9.7インチiPad ProのGeekbenchスコアも12.9インチモデルの平均的スコアよりも低い結果となったようです。
興味深いことに、iPhone SEのA9チップはiPhone 6s/6s Plusと同じクロック(1.85GHz)だったようです。GeekbenchテストではiPhone SEのスコアはシングルコアで2538、マルチコアで4421という結果でiPhone 6sを少し上回りました。
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iPhone SEは、3D Touchの非搭載やフロントカメラの画素数が低いことなど(もう1つ加えるならTouch IDが第1世代で6sの第2世代よりも古い)を除き、iPhone 6sと同じくらいパワフルです。一方、9.7インチiPad Proのプロセッサとメモリーは12.9インチよりも低いですが、リアカメラの高画質化とLEDフラッシュ、True Toneディスプレイなど12.9インチには搭載されていないスペックを持っています。
Source:Mac Rumors, 9to5Mac