ホームボタン非搭載となる「iPhone 8」。
Bloombergの報道によれば、iOS11をインストールしたiPadのようなドックを搭載し、新しくデザインされたマルチタスクや刷新されたジェスチャー操作を搭載することで、これまでの物理的なホームボタンを置き換えることになります。
iPhone8は、画面の角が丸く細長い画面、カットアウトやノッチとも呼ばれている画面上部(前面カメラやセンサー類を配置)、新しいアンテナラインなどがデザイン上の特徴のようです。
Appleはいくつもの異なるデザインで新モデルの開発を進めていくことが珍しくありません。Bloombergはそのうちの1つについて知り得た情報を伝えているようです。したがって、最終的にリリースされるものとは異なる場合もあり得ます。
写真は新型iPhoneのイメージ
ディスプレイ下部には、物理的なホームボタンの代わりに、ソフトウェアバーが配置されます。
ロック画面を解除するには、この部分を上にドラッグします。
アプリを表示中に同じように上方にドラッグすると、刷新されたマルチタスク表示になります。
マルチタスク画面から、アプリを閉じたり、ホーム画面に移動することができます。
マルチタスクのインターフェースは、現在のアプリが重なるようなデザインから1画面ずつ独立したカードのように表示されるデザインとなり、大幅に刷新されるようです。
こうした新しいジェスチャーやマルチタスクのデザイン変更は、iOS11のiPadと似ていることが指摘されています。
iPhone8の画面はiPhone7 Plusよりもずっと縦に長くなり、より多くの情報を表示できるようになります。ホーム画面は、一番下のドック部分を除いて、4×6=24個のアプリが並ぶのは現在と同じです。iPhone8のドックは、iOS11をインストールしたiPadと類似した新しいインターフェースで再設計されます。
以前iOS11のベータ版で見つかったビデオがBloombergの説明に近いと思われます。
This is also interesting pic.twitter.com/JdYDhZDkev
— Guilherme Rambo (@_inside) August 21, 2017
興味深いのは、仮想ホームボタンなどで物理的なホームボタンの代わりをするのではなく、新しいユーザーインターフェースや操作方法を取り入れている点です。iPhone8は、これまでAppleが進めてきたスマートフォンの思想を大きく変化させる記念碑的な製品となりそうです。
スポンサーリンク
iPhone8のデザイン上の特徴の1つに、画面上部の凹部分(カットアウトやノッチとも呼ばれている)があります。
ここには3Dセンサーやフロントカメラなどが配置されるのですが、この部分の左右にステータスバーが表示されます。Apple社内ではこの部分を「ears」(両耳)と呼んでいるそうです。
現在ステータスバーにはキャリア名や電波強度、時計、バッテリー残量などが表示されています。
最新のテストデバイスでは、凹部分の左側に時計、右側にセルラーおよびWi-Fi、バッテリー残量が表示されます。
ステータスバーエリアは限られているためユーザーが行っているタスクによって変わるようです。
Appleはこの凹部分をあえて隠すようなデザインにしないことを選んだようです。OLEDの表示特性から画面が黒色のときはベゼルの黒色とシームレスになり、全く目立たなくなるようです。
ディスプレイは現行モデルと同様にフラットで、最新のSamsung製品のような曲面ディスプレイではないようです。Appleはまたエッジのカーブしたガラスとステンレスの側面を採用する予定です。ステンレス製の側面の角には小さなアンテナラインが配置されるようです。背面ガラスとステンレスのボディはiPhone 4/4sで採用されました。
追記:今回の情報をベースにしたレンダー動画と画像が制作されています。
This is what the floating dock looks like on an iPhone pic.twitter.com/BbKVIL7yO8
— Guilherme Rambo (@_inside) August 30, 2017
And what the 'iPhone 8' homescreen could look like — iPad-style Dock and edge-gesture indicator (via @charavel) pic.twitter.com/mA1Iv2Fq4G
— Steve T-S (@stroughtonsmith) August 30, 2017
新型iPhoneについては、iPhone 8カテゴリーにまとめてあります。