Appleの上流サプライチェーンは3つの新型iPhone向けのコンポーネントの大量生産を開始したと DigiTimes は伝えています。
4.7インチおよび5.5インチモデルは、強化ガラス製シャシーとアルミニウムフレームと特徴とします。
5.8インチモデルは、強化ガラス製シャシーと金属製フレーム(おそらくはステンレス)、そして、Smasung製のAMOLEDパネルを特徴とします。
興味深いのは、3つのiPhoneの新モデルすべてが強化ガラス製ボディを採用することです。
写真は新しいiPhoneのイメージ
Appleは、現行のiPhone7とiPhone7 Plusの後継として、iPhone 7s、iPhone 7s Plusを開発しているといわれています。上記4.7インチおよび5.5インチの新モデルがそうです。iPhone7シリーズはアルミニウム製筐体を採用しています。その後継モデルはガラス製背面とアルミニウム製フレームとなるわけですが、アルミニウムシャシーを強化ガラス製シャシーに変更することは少しのデザイン変更で済むだろうし、非金属とすることでワイヤレス充電を搭載することも可能になるはずと9to5Macはみています。7sシリーズとなるであろうこれら2モデルは内部的なアップグレードを中心にしてパフォーマンスを向上させつつ現行モデルの販売価格を維持するとみられています。そして、最上位モデルの5.8インチモデル(iPhone8)をより高い価格設定にすることは十分ありそうです。
このDigiTimesの報道と同じタイミングで、Benjamin Geskin氏は、「最新の図面。大量生産が開始。3つの新型iPhoneが今年」とツイートし、iPhone8とiPhone 7s Plusの図面を公開しています。
iPhone8の図面
iPhone 7sの図面
iPhone8は、上部の通話スピーカー部分を除きほとんどベゼルのない、全く新しいデザインです。ベゼルを減らすことで現在の4.7インチのiPhoneとほぼ同じ本体サイズでより大きな5.8インチディスプレイを搭載することを可能にします。
iPhone8には、物理的なホームボタンは搭載されません。その代わりにソフトウェアホームボタンが画面上に表示されます。最新の報道でもTouch ID指紋認証センサーはディスプレイ内に組み込まれるとみられており、ユーザーはデバイスのロックを解除するのに指をディスプレイに乗せるだけで済みます。
iPhone8は、OLEDスクリーンを搭載した最初のiPhoneとなるでしょう。また、ワイヤレス充電、3Dセンサー搭載のフロントカメラ、垂直に並んだデュアルレンズを持つ新デザインのリアカメラ、そして、Apple A11チップなどを搭載するはずです。
新型iPhoneについては、iPhone 8カテゴリーにまとめてあります。