「iPhone 8 Plus」を購入し、箱を開けて一通り確認し、今回は、「iPhone 7 Plus」と見比べてみます。
iPhone8 Plusはスペースグレイ、iPhone7 Plusはジェットブラックです。
一見すると、同じようなブラックのiPhone。
ディスプレイサイズはまったくの同一、大きさも、重量も、ほぼ同じです（厳密にいうと、iPhone8 Plusは高さ・幅・厚みが書く0.2㎜増し、重量は14g増えています）。両方を手に持てば違いを感じますが、別々に持って少し経てばほとんど気づかないレベルです。
手前がiPhone8 Plus、奥がiPhone7 Plus
背面が大きな違いで、iPhone8 Plusはガラス製、iPhone7 Plusはアルミニウム製。
色合いも異なり、iPhone8 Plusはよりグレイに近いです。
小さな違いは意外とあります。
側面のボタンやスイッチは全く同じ配置ですが、側面の色味や表面処理が異なります。
上がiPhone8 Plus、下がiPhone7 Plus
背面カメラはどちらもデュアルレンズで、デザインも似通っていますが、iPhone8 Plusは別パーツで構成されています。
背面のアンテナラインは、iPhone8 Plusは更に目立たなくなりました。iPhone7 Plusのアンテナラインはすり傷が付きやすく困ったものですが、iPhone8 Plusの方はその心配もなさそうです。
左のiPhone7 Plusには上部にあるアンテナライン付近に細かなキズがあります。右のiPhone8 Plusは側面にアンテナラインがあるのはiPhone7と同じですがそれ以外はほとんど目立ちません（拡大写真をみると背面と側面の境界線の細いラインが側面のアンテナラインとつながっているようにも見えます）。
背面のAppleロゴマークは、両者で位置が異なります。iPhone8 Plusの方が下方（Macお宝鑑定団 blog（羅針盤）によれば約2㎜）にあります。
iPhone7 Plusの保護ケースを装着してみたところ、背面に開けられた穴にAppleマークが見えるデザインのSpigen製のタフアーマー2ですが、iPhone8 PlusのAppleマークは円の中で少し下になっています。なお、それ以外に問題なくiPhone8 Plusで使えます。
iPhone8 PlusのAppleロゴやiPhoneの文字はガラスパネルの奥にあり、表面は平らです。iPhone7 PlusのAppleロゴは本体とは異なるパーツなので指で触るとわずかな段差を感じます。その上、iPhone7のiPhoneロゴや型番などの印字は擦れやすいことでも話題となりました。そんな心配はiPhone8にはありません。
iPhone8は「iPhone」の文字以外に何もなく、型番も「Designed by Apple in California」もありません。
こうした些細な違いは、実際に使っていけばほとんど気にしなくなると思います。こだわって見ているのは購入直後の今だけでしょう。
iPhone8/8 Plusは、背面にガラスを採用したことでワイヤレス充電にiPhoneでは初めて対応しました。
それよりも個人的に期待したいのは、iPhone8/8 Plus方が表面に傷がつきにくいことです。iPhone7/7 Plusの特にジェットブラックはどうしても傷つきやすかったです。保護ケースを付けていても、細かなすり傷がアンテナラインを中心にしてボディのあちこちに付いてしまっています。iPhoneを何世代も使ってきましたが、ここまで傷がついたのはiPhone7とプラスチック背面のiPhone 3GSくらいです。
こうして見比べて感じたのは、iPhone8 PlusとiPhone7 Plusのデザイン上の違いよりも、iPhone7 Plusのジェットブラックがあまりに傷ついていることです。購入後まだ1年（正確には11か月）しか経っておらず、一度も落としたこともないのにも関わらず、です。
購入した時のつやつやの美しさはまだ健在ですが、こうもキズが付いてしまうと、そのツヤツヤがキズを余計に目立たせてしまうようです。なんだががっかりし、悲しくなりました。
iPhone8はこんな風にはなってほしくないものです。
