「iPhone 7 Plus」の分解をiFixitが行っています。時差のおかげで米国よりも早く入手できるという理由で分解は日本で行われており、現在も作業は続行中の模様。
追記:日本での分解の模様を日経スタイルがレポートしています。
iPhone7 Plusはやはり3GB RAM搭載でした。分解されたモデルにはSamsung製LPDDR4 RAMが内蔵されています。
また、バッテリー容量は2900mAhで、iPhone 6s Plusよりも増量し、iPhone6 Plusよりもわずかに小さいサイズとなっています。
iPhone 7 Plus | 2900 mAh | 3.82 V | 11.1 Wh |
iPhone 6s Plus | 2750 mAh | 3.8 V | 10.45 Wh |
iPhone 6 Plus | 2915 mAh | 3.82 V | 11.1 Wh |
AppleはiPhone7 Plusが6s Plusと比べて最大1時間長いバッテリー駆動時間と説明しています。
廃止されたイヤフォンジャックの代わりに、その場所に内蔵されていたのはTaptic Engineと小さなプラスチックパーツ。前者は感圧ホームボタンのためで、後者は電気的に接続されているわけでなく単なるパーツです。iPhone7シリーズはステレオスピーカーを搭載していますが、側面下部に2つのスピーカーユニットを搭載しているわけではなく、一方は下部に、もう一方は上部の通話用をスピーカーを利用して、ステレオサウンドを再生できます。
この小さなパーツの目的は不明ですが、Appleはイヤフォンジャックのスペースを利用してTaptic Engineを内蔵させたかったことだけでなく、防水仕様達成のためにもイヤフォンジャックを取り除きたかったのかもしれないと9to5MacやMac Rumorsは指摘しています。
iPhone7 Plusのカメラは、Appleの説明通り、光学手ブレ補正は広角側のみで望遠カメラには搭載していなかったようです。
その他、
- Apple A10 Fusion APL1W24
- Samsung 3GB LPDDR4 RAM
- 東芝 128GB NAND Flash
- QualcommのLTE Cat 12 モデム
- 村田 339S00199 Wi-Fi/Bluetooth Module
などのパーツを確認できます。
iFixitは記事執筆時点でまだ分解途中でした。レポート更新され次第、気になる点があれば追記します。
記事更新:初出時バッテリー容量に誤りがありましたのでお詫びして訂正いたします。