Appleは、iOS 12.1アップデートにおいて、iPhone X/8/8 Plusにパフォーマンス管理機能を追加しています。
リリースノートには次のように説明があります。
- iPhone X、iPhone 8、およびiPhone 8 Plusで、デバイスが突然システム終了しないようにするパフォーマンス管理機能を追加(機能を無効にすることも可能)
パフォーマンス管理機能は、
- 設定 > バッテリー > バッテリーの状態
にあります。
ここでは、バッテリーの最大容量(%表示)および、パフォーマンスが正常な場合やパフォーマンス管理が適用された場合など、デバイスのバッテリー状態がどのようになっているのかをユーザーが確認することができます。
同時に、Appleはサポートページ「iPhone のバッテリーとパフォーマンス」を更新し、ピークパフォーマンスをダイナミックに管理することで突然のシャットダウンを防ぐパフォーマンス管理機能をiOS12.1以降をインストールしたiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xに追加したことを明らかにしています。
この機能は、iOS11.3以降iPhone 6/6s/7/SEに導入されていましたが、iPhone X/8シリーズは対象外でした。それが今回のアップデートから有効になります。なお、Appleによれば、iPhone X/8は「ハードウェア面でもソフトウェア面でもより進化した設計になっているため、パフォーマンス管理の影響が目立ちにくいかもしれ」ないとのこと。
iPhone 8 以降の各モデルは、ハードウェア面でもソフトウェア面でもより進化した設計になっているため、必要とされる電力とバッテリーの給電性能の双方をより正確に見積もり、システム全体のパフォーマンスを最大限に引き出せるようになっています。これにより、異なるパフォーマンス管理システムが可能となり、iOS が突然のシャットダウンをより正確に予測し、回避できます。その結果、iPhone 8 以降のほうがパフォーマンス管理の影響が目立ちにくいかもしれません。しかし、どの iPhone モデルであっても、時間の経過とともに充電式バッテリーの容量やピークパフォーマンスは低下し、いずれは交換が必要になることに変わりはありません。
このパフォーマンス管理機能は、今年発売されたiPhone XS/XS Max/XRには組み込まれていません。
来年新モデルが登場すれば、これらは1年落ちの旧モデルとなり、パフォーマンス管理機能が組み込まれるはずです。
Source:Apple サポート, MacRumors