「iOS 10」にアップグレードすると、アプリが高速化されたり、iOSデバイスの容量が増えるというお話。
動作が素早くなりスムーズになるのは標準アプリだけでなくすべてのアプリに有効なようです。また、iOS10アップグレード後デバイスの容量や使用可能なストレージが増えたというユーザー報告も。
iOS10のアップグレードが楽しみになる話題です。
iOS 10は全てのアプリが高速化
- アプリのすべてが、より速くスムーズになる技術
- 従来は画面をスクロールするときにデータを読み込んでいたが、新し技術ではスクロールする前に読み込む
- 「dropping frames」(フレームがドロップする)などといわれ動きを悪く見せていたが、データの先読みによりそれを解消
- Appleは毎秒60フレームを理想とするが従来のスクロールパフォーマンスではそれを下回ることも多かった
- iOS10では「prefetching data」と呼ばれる動作で理想的なパフォーマンスを得られる
- アプリ開発者は何する必要なくこの恩恵を受けられる
Source:TNW via iPhone Mania
iOS 10でiOSデバイスの容量増加の報告
- iPhone 128GBモデルをiOS10にアップデート後、容量が113GBから121GBに増加、空き容量が70GBから80.5GBに増加
- iPhone 16GBモデルでは容量が12.6GBから13.1GBに増加とも
- 64GBのiPhone 6sや128GBのiPad Proでも同様の報告
空き容量とは「使用可能」と表示されている箇所、「容量」は使用中と使用可能を含めたデバイス全体の容量です。iOS自体の容量も小さくなっている模様。
なお、こちらは各ユーザーの報告ベースであり、すべてのiOSデバイスでそうなるのかはまだわかりません。
iOS8からiOS9へのアップグレード時も空き容量が増えたという事例はありました。また、iOS9のアップデートでも同様の報告が見られました。iOSのアップグレードやアップデートのたびにシステムが最適化され、システム自体もダイエットされているのでしょう。
Source:iPhone Hacks via iPhone Mania
その他、iOS10とmacOSの話題は次の記事にもまとめています。