こぼねみ

iPhone/iPad/Android/Windows/Macなどの最新情報をお届け

スポンサーリンク

iPhone X 64GBを128GB相当に iCloudストレージを追加して正解でした

「iPhone X」購入を機に、写真やビデオの整理をしようと思い立ち、iCloudフォトライブラリで写真とビデオを管理することにしました。目標はiPhone Xのストレージの2倍化です。

iPhone Xは64GBを購入しましたが、これまで使っていたiPhone7 Plusはその2倍の128GBモデル。iPhone Xにすると容量が半分になるわけで、買い替えのタイミングでストレージもスッキリ整理し、ついでにiPhoneのストレージにも余裕を持たせることにしました。

今回、iCloudの50GBプラン(月額130円)を追加しました。1年間で1560円のコストです。
1か月なら缶コーヒー1本分ほどの価格であり、1年間でも映画館で一本観るよりも安いです。これなら気軽に試すことができると思います。
これで、iPhone X本体のストレージ64GB+iCloudストレージ50GB=合計114GBとなります。
128GBモデルの用意されていないiPhone Xですが、iCloudで128GBモデルに近い容量を使うことができるようになるはずです。


結果として、次のようなメリットがありました。

  • iPhoneのストレージ容量に余裕ができた
  • Macのストレージも容量を確保できた
  • iPhone、iPad、Mac、Windowsで写真とビデオを共有でき、一元管理できるように
  • iPhoneやMac買い換え時や日々の写真のバックアップの手間が不要に
  • WindowsやMacでiPhoneで撮影した動画の閲覧や編集が可能に
  • MacでLive Photosを見たり編集可能に

もっと早くやっておけばよかったと後悔するほど自分にとって正解な選択だったと思います。



注意点としては、iCloudにはアプリ自体を保存できるわけではない(アプリのデータなどが対象。詳しくはApple サポート)ことです。
したがって厳密にはiCloudストレージがiPhone本体のストレージ全てを補うわけではないのですが、自分の場合ストレージの多くを写真やビデオが占有している状態だったので、この方法で当初の目的である128GBモデル相当の使い方ができると思います。
加えて、Macのストレージも容量を確保でき、iPhoneやMacの移行時の写真のバックアップの手間から解放され、iPadなど他のiOSデバイスやMac、Windowsなどとの共有も便利になるため、iCloudストレージを追加するメリットは大きいと思います。
 

iCloudストレージを追加

iPhone X移行前のiPhone7 PlusでiCloudフォトライブラリを有効にし、月額130円の50GBプランを購入しました。


iCloudを見てみると、無料の5GBから50GBにアップしています(無料5GB+50GB=55GBではなかった)。
 

iCloudフォトライブラリ有効前

iCloudフォトライブラリ有効前には、iPhoneのストレージ全体の使用量は約52.2GB、空き容量75.8GBという状態でした。写真アプリの容量だけでその半分(約26GB)を消費していました。


ストレージ全体で52.2GB使用中


iCloudフォトライブラリ有効後

iCloudフォトライブラリを有効にし更に「iPhoneのストレージを最適化」(設定 > 写真)を有効すると、写真は26GBから1.2GBに激減し、iPhoneのストレージ全体は26.4GBに減少しました。空き容量は100GB以上になりました。


ストレージ全体が52.2GB → 26.4GBに半減


iCloudフォトライブラリ有効前から有効後を差し引くと、52.2GB-26.4GB=25.8GBとなり、iPhoneのストレージ容量を約半分節約できました。
一方、iCloudを見てみると、iCloudフォトライブラリ有効前には5GB中4.9GBを使用していましたが、有効後には50GB中18.3GBが使用中となりました。まだ半分以上の31.7GBの空きがあります。


iCloudストレージはまだまだ余裕あり

64GBモデルなら空き容量12GB→38GBへアップ

この状態でiPhone7からiPhone Xに移行すると、iPhone Xのストレージは64GB中26.4GBを使用し37.6GBの空き容量となるはずです。
一方、iCloudフォトライブラリを使わない場合は、64GB中52.2GB使用し空き容量は11.8GBになってしまうため、ちょっと(かなり)心許なくなってしまいます。
iCloudフォトライブラリを使う・使わないで空き容量が約25GBも違ってきます。この差はかなり大きいです。


スポンサーリンク


 

他のiOSデバイスでiCloudフォトライブラリを有効にする

iPad Pro 10.5インチモデルでもiCloudフォトライブラリを有効にしてみました。
iPhone同様の操作で簡単にオン・オフできます。
iPad Proで撮影した写真やビデオがiCloudにアップロードされiPhoneでも見ることができます。
同様に、iPadのストレージ容量にも空きが増え、iPhoneで撮影した写真やビデオをiPad Proの大画面で見たり編集できるようになるのが大きなメリットです。これまでGoogleフォトやOneDriveで写真やビデオをバックアップしていましたが、iOS標準の写真アプリで全て一元管理できるのが楽だし便利です。
 

WindowsでiCloudフォトライブラリを有効にする

Windows 10をインストールしたデスクトップPCでもiCloudフォトライブラリを有効にしてみました。
Windows用のiCloudをインストールし、写真のオプションでiCloudフォトライブラリにチェックを入れます。また、iCloudをインストールせずに iCloud.com を使うこともできます。


これまでフォトストリームは使っていたのですが、フォトストリームではビデオは非対応でした。そのため、OneDriveを使ってビデオをWindowsでも観られるようにしていました。iCloudフォトライブラリにしてビデオも写真もまとめて管理できるのが便利で嬉しい点です。
ちなみに、iPhoneでカメラフォーマットを高効率(HEIC/HEVC)を選択していますが、Windowsでは写真はHEIC形式とJPEG形式の両方がアップロードされ、ビデオはHEVCではくMOV形式だけでした。


MacでiCloudフォトライブラリを有効にする

外出先で使っている12インチMacBook(macOS High Sierra)でもiCloudフォトライブラリを有効にしました。
MacもまたiCloudは標準搭載なので簡単です。

これまでMacではフォトストリームだけを使ってきました。iCloudフォトライブラリを使うと写真だけでなくiPhoneで撮影したビデオもMacで確認できたり編集できるようになります。これはWindowsでも同様でしたが、Macの場合はそれに加えてLive Photos、スローモーション、タイムラプスもサポートされます。さらにmacOS High SierraならHEIFやHEVCもそのまま利用できます。
加えて「Macストレージを最適化」を選択すれば、iPhoneやiPadと同様にMacのストレージを節約することができます。


Macの写真AppでLive Photosを編集し長時間露光にしたところ

  • iCloud フォトライブラリ:JPEG/TIFF/PNG/HEIF/RAW/HEVC/GIF/MP4
  • マイフォトストリーム:JPEG/TIFF/PNG

iCloud フォトライブラリとマイフォトストリームについて - Apple サポート

MacBookに古い写真がたくさんあったので、既存のフォトライブラリの写真のバックアップ後にそれ自体を削除し、新たにシステムフォトライブラリを作成してみました。

 

iCloudフォトライブラリを使ってみた結果

今回かかった費用は、iCloud 50GBの容量追加で月額130円。1か月にペットボトル飲料1本分程度です。しかし、それ以上のメリットが自分にはありました。
まず、当初の目的通りiPhoneのストレージを大幅に増やすことができました。同時に空き容量の少なくなっていたMacBookのストレージも容量確保ができました。
写真とビデオのすべてを、iPhone、iPad、Windows、Macで共有できるようになりました。この記事の写真はiPhoneやMacでスクリーンショットを撮影、Windowsで編集しGoogleフォトにアップロードしたものを記事に貼り付けています。
MacでLive Photosを確認したり編集できるようになったことも楽しいです。やはりMacBookの大きく綺麗な画面で写真を見ると迫力もあります。
日々の写真のバックアップはもう不要です。更に今後iPhoneやiPadを購入した際、写真の移行の面倒はなくなります。MacやWindowsの場合もそうです。
iCloudフォトライブラリの容量が少なくなったら、Windows PCのハードディスクにコピーして空き容量を増やすことにしたいと思います。ハードディスクなら数TBの製品も安価であり、それほどコストもかかりません。
これまでMicrosoft OneDrive、Googleフォトを使って写真をバックアップしてきました。今後はiCloudに一本化するのが理想的ですが、バックアップは複数の場所に取っておくことが万が一の際にも安心なので、当面は複数でバックアップしていく運用にしたいと思います。

以上、iCloudストレージを追加してみた結果を書きました。


参考

Apple公式サイトで購入

Amazon.co.jp