Microsoftは、Windows向けに新しいOneDriveアプリをリリースしました。
Microsoftストアから無料でダウンロード可能です。
バージョン 17.10.1
- デスクトップで使用可能になりました。アプリをダウンロードして、ローカルで同期せずにすべてのファイルを表示します。
- ファイルを OneDrive にドラッグしてアップロードします。
新しいアプリは、Windows 10に標準インストールされている「同期クライアント」とは別のユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリです。
「同期クライアント」はエクスプローラーで同期した写真・動画・書類のダウンロード・アップロード・編集などが行えます。
一方、新しいOneDriveアプリはタッチ操作に最適化され、デバイスに同期していないファイルを編集したり共有したりできるようになります。
また、これまではブラウザでOneDriveにログインした時だけにできたこともこのアプリで使えるようになります。たとえばゴミ箱に入れたファイルを元に戻すことが可能です。また、最近使用したドキュメントに素早くアクセスできます。ファイルを友人や家族と共有したり、友人や家族からの共有ファイルを確認したりすることも簡単です。
早速Windows 10をインストールしたデスクトップPCで試したところ、標準の「同期クライアント」とは独立しており同時利用が可能なようです。
個人的に嬉しかったのは、複数アカウントをサポートしていること。
「同期クライアント」では個人用と仕事用の2つのアカウントの同時利用が可能ですが、新しいOneDriveアプリでは複数の個人アカウントや仕事用・学校用アカウントにログインしておき、左側のメニューで瞬時に切り替えて使用することができます。
試しに3つのMicrosoftアカウント(いずれも個人用)でサインインしてみました。この写真はAというアカウントに保存し、この書類はBというアカウントに保存し、Cというアカウントで友人と共有したりバックアップをするというような使い方もできそうでうす。複数アカウントで役割分担や整理が捗るのではないでしょうか
複数のMicrosoftアカウントでログインしておき、ローカルにあるこのファイルはこっちのアカウントへ、この写真はあっちへ、というように使い分けが簡単にできるようになったのはありがたい。これまではブラウザでサインイン・サインアウトを繰り返さないとできないことでした。
データを同期せずに閲覧や編集が可能であり、ディスク容量を消費しないのもうれしい点です。
しかし、一方で写真などの表示や反映に時間がかかることがありました。「同期クライアント」で追加した写真が新しいアプリに反映されるまでしばらく掛かったり、一度アプリを閉じて再び起動する必要もありました。【追記】右側メニューの「更新」から即時反映できました。
【追記】アカウント間でのファイルの移動はできない模様。対象のファイルを一旦ローカルにダウンロードし別のアカウントにコピーする方法しかなさそうです。他に方法あれば追記します。
こうしたことはアプリのアップデートで改善されることを期待します。
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Source:OneDrive Blog, Office Blogs via Neowin