Bloombergの先日の報道は、Appleが自社設計のプロセッサの開発に取り組んでいるというニュースに再び脚光を当てましたが、次期MacBookにはiPadに搭載されるであろうA14Xチップの改良版が搭載されることを含む、いくつかの詳細を確認できたとFudzillaが伝えています。
BloombergはiPhone 12に搭載予定のA14プロセッサをベースにすると主張しているのに対して、Fudzillaは次期iPadに搭載見込みのA14Xをベースにすると主張しています。Fudzillaは、A14チップセットではノートブックにさえ電力を供給するのに十分なTDPを持っていないとしています。
このプロジェクトは新しいものではなく、Appleは何年も前から取り組んでおり、Intelはその事実を認識していたそうです。情報をよく知る関係筋によれば、2021年の新型MacBookにはiPad用のA14Xチップの5nmバリエーションが搭載されます。
Bloombergの報道であるように、このプロジェクトのコードネームは「Kalamata」で、Appleが「Firestorm」というコードネームで8つの高性能コアと4つのエネルギー効率の高いIcestormコアを搭載したbig.LITTLEアプローチ用いていることはFudzillaもまた認めています。
Appleはまず来年に、この次期ARMチップセットを搭載した安価なMacBookを発売することになるでしょう。
MacBook Proなどよりパワーの必要なノートブックシリーズやiMacなどデスクトップシリーズでは、最初のプロセッサでは非力のため、2022年以降になるかもしれません。
AppleのARMプロセッサは、Willow Cove CPUを採用し、AI性能を向上させ、大幅に強力なGPUを搭載したIntelのTiger Lakeチップと競合すると報じられています。また、Intelが同社の7nmプロセッサをベースにしたGolden Cove CPUをリリースするとの報道もあります。
via iPhoneHacks