AppleのCEO、Tim Cook氏はiPhoneの価格を一部市場で引き下げると明らかにしたとReutersは報じています。
値下げはiPhoneの販売促進のためと考えられていますが、どの市場になるかは不明のようです。
記事よれば、iPhoneの値下げは1度だけ、2007年の発売直後に実施されていました。
2018年10~12月決算において、iPhoneの売上高は15%落ちたことをCook氏は明らかにしていました。
その要因として、為替、補助金、バッテリー交換プログラムの3つが挙げられていました。
写真はiPhone XS/XS Max、iPhone XR
為替については米ドルが強いことで他国でiPhoneが割高となってしまいました。補助金については日本を例に挙げて、補助金が減らされている現状を説明していました。最後のバッテリー交換プログラムについては、2018年12月末まで行われた割引価格によるバッテリー交換によりユーザーが古いデバイスを使い続けることが可能になったことが挙げられています。
今回のiPhoneの値下げは、過去1年において現地通貨が対ドルで大きく下落した市場に対してで、Cook氏は「1年前の価格とより釣り合いの取れた水準に戻すことを決めた」と述べたそうです。