Appleは新型MacBook Air、Mac mini、iPad Proを発表後、米国以外の、日本を含むApple公式サイトにおけるMac製品のCTO価格を特に知らせることなく静かに改定しています。
多くの国や地域で価格が引き上げられている中、日本では一部で値上がりしているものの、その多くは値下げされています。
たとえば、16インチMacBook Proの下位モデル（第9世代の2.6GHz 6コアIntel Core i7、16GB 2,666MHz DDR4 RAM、AMD Radeon Pro 5300M 4GB、512GB SSD）場合、CPUは値上げとなっていますが、その他メモリー、グラフィックス、ストレージなどは値下げされています。
下のスクリーンショットは、左側が改定前（3月1日確認）のもの、右側が改定後（3月24日確認）のもの。価格はすべて税別です。
第9世代の2.4GHz 8コアIntel Core i9プロセッサは、改定前と比べて1,000円の値上げ（￥29,000 → ￥30,000）となっています。
一方、メモリを見ると、32GB RAMは4,000円の値下げ（￥44,000 → ￥40,000）、64GB RAMは8,000円の値下げ（￥88,000 → ￥80,000）となっており、どちらも10％の値下げとなっています。
同様に、グラフィックスやストレージを確認すると、こちらもすべて10％の値下げとなっています。
- AMD Radeon Pro 5500M（4GB GDDR6メモリ搭載）：￥11,000 → ￥10,000
- AMD Radeon Pro 5500M（8GB GDDR6メモリ搭載）：￥22,000 → ￥20,000
- 1TB SSDストレージ：￥22,000 → ￥20,000
- 2TB SSDストレージ：￥66,000 → ￥60,000
- 4TB SSDストレージ：￥132,000 → ￥120,000
- 8TB SSDストレージ：￥264,000 → ￥240,000
プリインストールソフトウェアについては、値上げされたものと値下げされたものがあります。
具体的には、Final Cut Pro Xは値上げ、Logic Pro Xは値下げとなっています。
その他の製品をみると、概ね値下げされているようです。
13インチMacBook Proの場合、CPU、メモリ、ストレージのいずれも改定後の価格は改定前と比べて10％の値下げです。
iMac Proの場合、CPU、メモリ、グラフィックスは10％の値下げとなっており、ストレージはさらに大きな値下げ（たとえば4TB SSDストレージは￥264,000 → ￥100,000 と半額以下）です。
Source：MacRumors
