Appleは、SamsungやGoogleが同様の動きを見せたことを受け、iPhoneの価格引き上げを準備していることをBloombergのMark Gurman氏が報じています。

Appleは2ヶ月前、ほぼすべての主要製品カテゴリーで価格を引き上げ、対象となったMacやiPadは平均で約23%値上がりしていました。Gurman氏は自身のニュースレター「Power On」の最新版で、iPhoneもAppleの他の製品と同様にメモリとチップのサプライチェーン問題に直面しているため、価格引き上げは「避けられない」と述べました。
Appleは、部品コストの高騰に対し、SamsungとGoogleがどのように対応しているかを注視してきたようです。両社ともに最新のスマートフォンの価格を約100ドル引き上げました。この値上げ幅に合わせると、iPhone 18 Proの最低価格は1,199ドルとなり、現行のiPhone 17 Proの最低価格1,099ドルから約9%上昇することになります。1,199ドルというのは現在のiPhone 17 Pro Maxと同価格であり、同モデルは日本では現在214,800円で販売されています。
メモリ不足の深刻さを考慮すると、Gurman氏は「かなり控えめな値上げ」と評しており、Appleが追加コストの一部を自社で吸収していることを示唆しています。Appleはすでに今四半期の粗利益率への圧迫について警告しており、これは増加する経費のすべてを顧客に転嫁していないことを示す兆候です。
MacRumorsによると、Appleにはあまり値上げを押し進めない正当な理由が依然としてあります。100ドルの値上げであれば、iPhoneの価格帯は概ねSamsungの価格帯の範囲内に収まり、MacやiPadで実施されたような大幅な値上げによる「価格ショック」を回避できます。とはいえ、Gurman氏は、MacやiPadの値上げ幅がはるかに大きかったこと、またiPhoneには頼れる忠実な顧客基盤があることから、Appleにはさらに値上げする余地があると述べています。また、Appleの新しいサブスクリプションプログラム「Apple Upgrade」を利用すれば、購入者は全額を前払いするのではなく、月額払いができるため、価格上昇による負担を和らげることができます。