「iOS 26.1」から「iOS 26.4」で追加される複数の新機能を確認

「iOS 26」がリリースされて1か月が経過しましたが、次なるiOS 26.1のベータテストが進んでいます。現時点で、iOS 26.1ではAirPods向けに追加言語でApple Intelligenceとライブ翻訳が利用可能になり、Apple Music、カレンダー、写真、時計、Safariにもいくつかのマイナーチェンジも含まれています。
今後リリースされるiOS 26.1からiOS 26.4にかけて、さらに多くの機能と変更が追加される予定です。これら現時点で判明している新機能についてMacRumorsがまとめています。

デジタルパスポート
RCSのアップグレード
パーソナライズされたSiri
衛星経由の天気予報
新しい絵文字

デジタルパスポート

iOS 26では、米国パスポートのデジタル版をWalletアプリに追加できるようになります。
Apple公式サイトの詳細説明によれば、デジタルパスポートは今年後半に提供開始予定です。当初はソフトウェア更新が必要とされていましたが、現在は言及されていないため、サーバーサイド更新で有効化される可能性があります。

WalletアプリでデジタルIDを作成後、米国内で航空機を利用する際に対象空港のTSA検査場で本人確認目的として提示可能となります。ただしAppleは、物理的なパスポートの代替ではなく、国外渡航には使用できないとしています。
Appleは本機能が安全でプライバシーを保護し、REAL IDに準拠していると説明しています。
そのほか、アプリ内・オンライン・店舗での年齢確認や本人確認にもデジタルID機能が利用可能となります。

RCSのアップグレード

Appleは今年初め、今後のiOS、iPadOS、macOS、watchOSソフトウェアアップデートで、メッセージアプリにエンドツーエンドが暗号化RCSメッセージのサポートを追加する計画を発表しましたが、現時点で実現されておらず、iOS 26.1のベータ版でもまだ実装されていません。

RCSのエンドツーエンド暗号化は、RCS機能と仕様のグローバル標準である「RCS Universal Profile 3.0」の一部として3月に発表されました。同プロファイルにはRCSのエンドツーエンド暗号化だけでなく、RCS Universal Profile 2.7で導入されたiMessageのような機能強化も含まれています。

Appleは通信事業者がRCS Universal Profile 3.0を実装するのを待たねばならないため、このプロセスに時間がかかることが予想されます。

AppleがRCS Universal Profile 3.0のサポートを展開した際に、iPhone、iPad、Macで期待できるRCSメッセージの5つの新機能は次のとおりです。

エンドツーエンド暗号化：iMessageと同様に、デバイス間で送信中のメッセージや添付ファイルをAppleや第三者が閲覧できないようにする
インライン返信
メッセージの編集
送信取り消し
RCSメッセージ向けの完全なタップバックサポート

RCSサポート全体はiOS 18でiPhoneに追加され、RCS Universal Profile 2.4をサポートしています。これはSMS規格を現代化したものであり、セルラーネットワーク経由のテキストメッセージ向けオプションとして引き続き利用可能です。

RCSは多くの点でiMessageに追いつくことになります。青いバブルのiMessage会話は、iOS 5以降デフォルトでエンドツーエンド暗号化をサポートしています。さらに、iMessageはiOS 14以降インライン返信をサポートし、iOS 16ではメッセージの編集と送信取り消しの機能が追加されています。

AppleはこれらのRCS機能強化を、iOS 26、iPadOS 26、macOS 26、watchOS 26のソフトウェアサイクルのどこかで展開する可能性が高いと思われます。

パーソナライズされたSiri

AppleのTim Cook CEOは7月下旬、よりパーソナライズされたSiriの開発が「順調に進んでいる」とし、新機能は来年リリース予定であることを改めて強調しました。BloombergのMark Gurman氏は、新しいSiriが2026年春に米国でリリースされると予想しており、AppleはiOS 26.4での提供を目指している可能性があります。

AppleはWWDC 2024の基調講演でパーソナライズされたSiri機能を初じめて発表したが、その後3月に延期を発表していました。新機能にはユーザーの個人コンテキスト理解の向上、画面上の状況認識、アプリごとの詳細な制御が含まれます。例としてAppleは、メールとメッセージアプリの情報を基に、ユーザーが母親のフライトやランチ予約の予定をSiriに尋ねるデモを公開していました。

衛星経由の天気予報

今年初め、iOS 26 beta 1のコード内に未公開の「衛星経由の天気予報」機能に関する記述が発見されていました。ただし、この機能はリリースはもちろん発表もされておらず、今後実装されるのか、あるいは開発中止になったのかは不明です。

この機能により、対応地域においてWi-Fiや携帯電話の電波が届かない場所でも、天気アプリで予報やその他の気象情報を確認できるようになります。Appleのその他の衛星機能には、衛星経由の緊急SOS、衛星経由のメッセージ、衛星経由の「探す」、衛星経由のロードサイドアシスタントがあり、利用可能地域は国によって異なります。

Appleは現時点で衛星機能のいずれも有料化していません。Appleは先月、iPhone 14およびiPhone 15向けに、利用可能な衛星機能への無料アクセス期間を1年間延長すると発表しました。

新しい絵文字

iOS 26.4ではiPhoneに新しい絵文字が追加される見込みです。

The Unicode Consortium（ユニコードコンソーシアム）は7月17日の世界絵文字デーを記念し、「Unicode 17.0」の一部となる新しい絵文字の一部を公開しました。

主な新しい絵文字は次の通りです。

トロンボーン
宝箱
歪んだ顔
毛深い生物（ビッグフット/サスカッチ）
取っ組み合いの喧嘩している様子を示す雲
リンゴの芯
シャチ
バレエダンサー
地滑り

特に「歪んだ顔／Distorted Face」はDiscordで人気の絵文字です。これは「赤面した顔」絵文字の歪んだバージョンといえそうです。

Appleが独自のスタイルで新しい絵文字をデザインするには通常数か月を要するため、上記の絵文字はiOS 26.4で追加される見込みです。

Appleが最後にiPhoneに新絵文字を追加したのは、3月下旬にリリースされたiOS 18.4でした。iOS 17.4、iOS 16.4、iOS 15.4でも過去数年で新しい絵文字が導入されており、この傾向が続けばタイミングは予測可能です。

Source: MacRumors

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