iPhone 16はスルーしてiPhone 17を待つべき12の理由

Appleが来年後半の発売を予定している新型「iPhone 17」シリーズについて。
Appleはサプライヤーとともに連続した複数のiPhoneモデルの同時開発を継続して進めていますが、2025年のiPhone 17シリーズもそのうちの1つであるため、新モデルの特長が（その次世代のモデルとの兼ね合いで）ある程度わかってしまうのも事実です。
MacRumorsは来年の新モデルに期待される12の新しい特徴をまとめています。

1. iPhone17 Air（iPhone 17 Plus？）
2. 全アルミニウム筐体の新デザイン（すべてのiPhone 17モデル）
3. 長方形のカメラ台座（iPhone 17 Pro & iPhone 17 Pro Max）
4. 新しいディスプレイサイズ（iPhone 17 & iPhone 17 Air）
5. 120Hz ProMotion常時表示ディスプレイ（iPhone 17 & iPhone 17 Plus）
6. Apple設計のWi-Fi 7チップ（iPhone 17 Pro & iPhone 17 Pro Max）
7. 48MP望遠レンズ（iPhone 17 Pro Max）
8. 24MPフロントカメラ（iPhone 17全モデル）
9. 傷のつきにくい反射防止ディスプレイ（iPhone 17の全モデル）
10. より多くのメモリ（iPhone 17 Pro & iPhone 17 Pro Max）
11. より小さなDynamic Island（iPhone 17 Pro Max）
12. A19プロセッサ（すべてのiPhone 17モデル）

1. iPhone17 Air（iPhone 17 Plus？）

Appleは「大幅に薄くなった」デザインの全く新しいiPhone 17モデルの発売を計画しているとThe Informationが報じています。AppleアナリストMing-Chi Kuo氏によると、「iPhone 17 Air」と呼ばれる可能性のあるこのデバイスは「大幅なデザイン変更」を特徴とし、デバイスの上部中央に配置されたシングルリアカメラと、より狭いDynamic Islandを特徴とする可能性があります。内蔵されるバッテリーの厚さは約6mmになるという噂もあり、デバイス自体はこれよりも厚くなることが示唆されています。史上最も薄いiPhoneはiPhone 6の厚さ6.9mmですが、iPhone 17 Air はそれよりも若干薄くなるかもしれません。ディスプレイサイズは6.5インチになると噂されており、iPhone 17 Plusモデルに取って代わる可能性もあります。その他の特徴としては、アルミニウム筐体、A19チップ、Appleが設計した5Gモデム、改良されたフロントカメラなどが予想されています。

2. 全アルミニウム筐体の新デザイン（すべてのiPhone 17モデル）

AppleはiPhone 17のラインナップで、全てのデバイスをアルミニウム製に戻す予定だと伝えられています。ここ数年、アルミニウムフレームはiPhone SEやiPhone 16のようなローエンドや標準モデルにのみ採用され、プレミアムモデルはステンレススチールフレームが採用されてきました。

3. 長方形のカメラ台座（iPhone 17 Pro & iPhone 17 Pro Max）

iPhone 17 Proモデルは、アルミニウムとガラスを組み合わせた新しい背面デザインを採用すると噂されています。背面の上半分はアルミニウム製で、従来の3Dガラスの代わりにアルミニウム製の大型化された「長方形のカメラバンプ」が採用されます。下半分はワイヤレス充電を可能にするためガラスのままとなります。Appleは2017年のiPhone 8とiPhone X以降、ガラス製の背面を採用していますが、iPhone 3G、iPhone 3GS、iPhone 5Cを除くそれ以前のiPhoneモデルはアルミニウム製の背面を採用していました。

4. 新しいディスプレイサイズ（iPhone 17 & iPhone 17 Air）

今年のiPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxはディスプレイサイズが大きくなり、それぞれ6.12インチと6.69インチから6.27インチと6.86インチになりました。Appleは来年、標準的なiPhoneモデルにも6.27インチの大型ディスプレイサイズを導入すると予想されており、「iPhone 17 Plus」（iPhone 17 Air）は全く新しいディスプレイサイズを採用する可能性があります。

5. 120Hz ProMotion常時表示ディスプレイ（iPhone 17 & iPhone 17 Plus）

Appleは2025年にProMotionをiPhoneの全モデルに拡大する意向であり、全モデルで1Hzから120Hzのリフレッシュレートを実現し、よりスムーズなスクロールや動画コンテンツの表示や、常時表示ディスプレイが可能になります。これまでは「Pro」モデルのみがこの機能を搭載していました。

6. Apple設計のWi-Fi 7チップ（iPhone 17 Pro & iPhone 17 Pro Max）

2025年プレミアムモデルにはApple独自設計のWi-Fi 7チップが初めて搭載される見込みです。Wi-Fi 7をサポートすることで、対応するルーターで2.4GHz、5GHz、6GHz帯で同時にデータを送受信できるようになり、Wi-Fiの高速化、低遅延、より信頼性の高い接続が実現します。独自チップの開発より外部サプライヤーへの依存度を下げることが可能になります。

7. 48MP望遠レンズ（iPhone 17 Pro Max）

ハイエンドのiPhone 17 Pro Max搭載される見込みの48MPの望遠レンズは、Vision Proヘッドセットとの使用に最適化されると予想されています。なお、Pro Maxだけでなく、Proモデルにも搭載されるという予想もあります。これにより、2025年のハイエンドモデルはリアカメラがすべて48MPになります。

8. 24MPフロントカメラ（iPhone 17全モデル）

ある噂によると、iPhone 17のラインナップには6枚レンズの24MPの前面カメラが搭載されます。iPhone 14とiPhone 15は5つのプラスチック製レンズを備えた12MPの前面カメラを搭載しており、今年のiPhone 16のラインナップも同じハードウェアを備えています。iPhone 17では12MPから24MPにアップグレードされ、トリミングやズームをしても写真のクオリティを維持できるようになります。6枚構成のレンズにアップグレードされたことで、画質自体も多少向上しているはずです。

9. 傷のつきにくい反射防止ディスプレイ（iPhone 17の全モデル）

ある噂によると、iPhone 17は、iPhone 15に搭載のCeramic Shieldよりも傷に強い反射防止ディスプレイを搭載します。今年のiPhone 16 Proモデルには、他のスマートフォンのガラスよりも2倍丈夫な高度な処理を施した最新世代のCeramic Shieldが搭載されています。iPhone 17の外側のガラスは「超硬度の反射防止層」を持ち、「より傷つきにくなる」と言われています。Samsung Galaxy S24 Ultraに採用されたCorning Gorilla Glass ArmorがiPhoneでも採用されるかもしれません。

10. より多くのメモリ（iPhone 17 Pro & iPhone 17 Pro Max）

iPhone 17ラインナップのうち、少なくとも1モデルは12GBのメモリを搭載すると予想されています。HaitongのJeff Pu氏は両方のProモデルがRAMを増量して搭載と主張していますが、AppleのアナリストMing-Chi Kuo氏はiPhone 17 Pro Maxのみが12GBを搭載すると考えています。他方、別の信頼できる情報筋はiPhone 17の全モデルが12GBを搭載すると主張しています。比較として、標準のiPhone 15とiPhone 15 Plusのメモリは6GB、iPhone 15 Proモデルのメモリは8GB、iPhone 16の全モデルのメモリは8GBです。メモリの増量は、iPhoneでのマルチタスクの改善を可能にするだけでなく、大規模な言語モデルをメモリに常駐させる必要があるApple Intelligence機能に追加のリソースを提供することになります。

11. より小さなDynamic Island（iPhone 17 Pro Max）

iPhone 17 Pro Maxは、Face IDシステムに小型の「メタレンズ」を採用することで、Dynamic Islandが大幅に狭くなるとHaitongのJeff Pu氏は主張しています。従来のiPhoneのカメラに搭載されたレンズと比べて、メタレンズは薄くて平らになります。この結果、Dynamic Islandが狭くなるとすれば、2022年にiPhone 14 Proで初登場以来のデザイン変更となります。

12. A19プロセッサ（すべてのiPhone 17モデル）

Appleは毎年、iPhoneをより高速で効率的なチップ技術でアップグレードしています。iPhone 17シリーズにTSMCの次世代2nmチップが搭載されると予想されていませんが、A19チップ技術はアップグレードされた3nmプロセス「N3Pプロセス」で作られる可能性が高いです。iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro MaxにはA19 Proチップが搭載される見込みですが、iPhone 17とiPhone 17 Airには標準のA19チップが搭載される可能性があります。TSMCはN3Pプロセスの量産開始を2024年後半としています。以前のバージョンの3nmチップと比べて、N3Pチップは性能効率が向上し、トランジスタ密度が増加します。

以上、2025年のiPhone 17シリーズに予想される12の新しい特徴でした。
Appleは毎年9月に新しいiPhoneを発表しています。

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