「iPhone 16 Pro」に最大2TBのストレージ搭載の理由と懸念

「iPhone 16 Pro」シリーズの最大ストレージが2TBになるという情報についてMacRumorsは自身の見解を含めてまとめています。

今年1月、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxの最大ストレージは現行の2倍の2TBになるという報道がありました。
これは、AppleがQuad-Level Cell（QLC）NANDフラッシュメモリを採用するという予測からきています。QLC技術は、現在のTriple-Level Cell （TLC）NANDに比べてコストを削減しながら、より小さなスペースにより多くのストレージを詰め込むことが可能になるといわれています。

iPhone 16 Proシリーズは、ストレージ増量の必要性を正当化するような大幅なカメラのアップグレードを受けると予想されています。噂では、メインカメラと同じピクセルビニング技術を採用した48MPセンサーの超広角カメラが改良されます。
Appleはまた、「JPEG-XL 」と呼ばれる新しい画像フォーマットを導入するといわれています。既存のHEIF、JPEG、HEIF 最大、ProRaw、ProRAW 最大フォーマットのラインナップにこのフォーマットが加わることで、ファイルサイズが大きくなる可能性があり、ストレージの増設がより必要になると予想されています。Proモデルで噂されているドルビービジョンによる120フレーム/秒の3Kビデオ撮影機能も同様にファイルサイズが大きくなると思わ割れます。

AppleはiPhone 16 Proシリーズに専用の「キャプチャボタン」を導入する予定と報じられており、本格的な写真・ビデオ撮影デバイスとしての役割を強調することが予想されます。

これらをすべて踏まえると、プロ仕様の写真とビデオ機能への多数の機能拡大や新機能搭載は、ストレージオプションを増やす必要性を正当化する可能性があります。
ただし、QLC NANDには欠点があることを知っておくのもまた重要であり、一般的にTLC NANDに比べて読み書きの速度が遅いともMacRumorsは指摘しています。

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