「iOS 18」で追加されるAirPods Proの5つの新機能を確認

「iOS 18」にアップデートすることでAirPods Proで利用可能になる5つの新機能をMacRumorsがまとめています。

Siriに対する操作：声を出さずに操作可能に
声の分離
パーソナライズされた空間オーディオ
より詳細なコントロールが可能になった適応型オーディオ
補聴器モード

Siriに対する操作：声を出さずに操作可能に

iOS 18では、ユーザーが、ハンズフリーで、何も声を発することなくAirPods Proを操作できる新しいヘッドジェスチャーが追加されます。
Appleが「Siriに対する操作」と呼ぶこの新しい操作方法は、「はい」なら首を縦に、「いいえ」なら首を横に振るだけでSiriの読み上げに応答することができるようになり、混雑した場所や静かな場所で声を出したくない場合には特に便利になります。H2チップの機械学習により、通話への応答や拒否、メッセージのやり取り、通知の管理などを、すべて声出さずに無言で行うことができます。

声の分離

iOS 18で、AirPods Proに「声の分離」機能が追加され、周囲のノイズもカットできるようになります。
AirPods Proに搭載されているH2チップと、ペアリングされたiPhone、iPad、Mac上で動作する機械学習が、聞き手のために、話し手の周囲の風の音などの背景ノイズを大幅に取り除きながら、音声を分離して音質を向上させます。

パーソナライズされた空間オーディオ

AirPods（第3世代）、AirPods Pro、AirPods Maxは、ダイナミックヘッドトラッキング機能を備えた「パーソナライズされた空間オーディオ」をゲーム向けに提供します。
AirPods Proを使用することで、ゲーマーはモバイルゲームにおいてこれまでで最高のワイヤレスオーディオレイテンシを得ることができます。AirPods Proのユーザーは、チームメイトや他のプレーヤーと会話する際に、16ビット、48kHzのオーディオを含む、改善された音声品質を楽しむこともできます。ゲーム開発者は、より没入感のあるオーディオ体験のために、ゲームに空間オーディオを組み込むこともできます。

より詳細なコントロールが可能になった適応型オーディオ

AirPods Pro第2世代には、「適応型ノイズコントロール」と呼ばれる適応型オーディオ機能が搭載されており、環境の変化に応じてサウンドとアクティブノイズキャンセレーションを調整します。
現在のバージョンでは、適応型オーディオはON・OFFのみの設定ですが、iOS 18では「Customize Adaptive Audio／適応型オーディオをカスタマイズ」メニューが追加され、ノイズの増減を調整できるようになります。

補聴器モード

BloombergのMark Gurman氏が3月に報じたところによると、AirPods Proは今年後半のiOS 18のリリースで新しい「補聴器モード」が搭載される予定です。AirPods Proはすでに「会話を強調」機能を搭載していますが、この機能は、目の前で話している人の声と拾うようになり会話を聞き取りやすくするために利用されます。これまでのところAppleはAirPodsを補聴器としては宣伝していません。

Source: MacRumors, ニュースリリース

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