Appleは日本時間10月26日、「iOS 16.2」「iPadOS 16.2」「watchOS 9.2」「tvOS 16.2」「macOS 13.1」の最初のベータ版を開発者向けにリリースしました。
パブリックベータ版はまだのようです。
更新10月28日:「iOS 16.2」「iPadOS 16.2」「macOS 13.1」の最初のパブリックベータ版が利用可能に
新たにリリースされたバージョン
- iOS 16.2 beta (20C5032e)
- iPadOS 16.2 beta (20C5032e)
- macOS 13.1 beta (22C5033e)
- watchOS 9.2 beta (20S5331e)
- tvOS 16.2 beta (20K5331f)
- HomePod 16.2 beta
今回確認された新機能や変更点
MacRumorsによると、次のような新機能や変更が確認されています。
Freeform(フリーボード)
複数のユーザーが同じ「フリーボード」ドキュメントで作業することが可能になり、更新するとリアルタイムで同期されます。フリーボードは、共同作業の仲間と一緒にアイデアを形にできる、効率化のためのアプリ。メモを書きとめる。ファイルを共有する。ウェブリンク、書類、ビデオ、オーディオを挿入することなども可能になります。
ステージマネージャで外部ディスプレイのサポート
iPadOS 16.2では、M1、M2 iPadのステージマネージャで外部ディスプレイが再び使用できるようになっています。この機能はAppleがiPadOS 16の最初のバージョンで、ステージマネージャをA12X/A12ZのiPad Proモデルに拡張するために削除していました。
Appleによると、iPad ProまたはiPad Airを最大6K解像度の外部ディスプレイと一緒に使えるようになります。iPadと外部ディスプレイの両方に複数のアプリを表示したり、画面の間でファイルやアプリをドラッグ&ドロップすることもできます。
新しいホームアーキテクチャ
HomePod 16.2ソフトウェアと、iOS 16.2、iPadOS 16.2、macOS Ventura 13.1は、スマートホーム規格「Matter」の追加に伴い、アップデートされたホームアーキテクチャに対応するようになりました。
Appleによると、「新しいホームアーキテクチャはホームアプリの個別アップデートであり、年内にソフトウェアアップデートで利用できるようになります。ホームにアクセスするすべてのApple製デバイスで、ソフトウェアを最新の状態に保つ必要があります。ホームのコントロールの共有とホームアプリの通知の受け取りには、ホームハブが必要です。ホームハブとして利用できるのはApple TVとHomePodのみです」。
120Hz ProMotionのサポート
Appleによると、ProMotionをサポートするデバイスでは新たに120Hzのリフレッシュレートがサポートされます。
Unintentional SOS Calls(意図しない緊急SOS)
Appleは今回のアップデートで誤って緊急SOSを使ってしまった場合のデータを集めているようです。
New iOS 16.2 accidental Emergency SOS call report features, I accidentally triggered emergency SOS and the police 👮♂️ actually ended up in my house. 😳 @9to5mac @MacRumors pic.twitter.com/w0OOaK9W7E
— iDeviceHelp (@iDeviceHelpus) October 25, 2022
9to5Macによると、iOS 16.2 betaでは緊急SOSモードを解除した際にユーザーにフィードバックを求めるようになっています。フィードバックアシスタントにて、そのデータをAppleに送るよう通知が表示され、「Did you intentionally trigger Emergency SOS on your iPhone?(あなたのiPhoneで意図的に緊急SOSしましたか?)」というメッセージが表示されます。
緊急SOSは数年前にiOSに導入された機能で、iPhoneのボタンを数秒間押し続けるだけで、素早く緊急サービスを呼び出すことができます。
ソフトウェア・アップデート
設定「一般」にある「ソフトウェア・アップデート」の項目が微調整され、インストールされているソフトウェアのバージョンのテキストが太字になり確認しやすくなっています。
スリープウィジェットやメディケーションウィジェット【NEW】
ロック画面に追加可能な新しいスリープ(睡眠)ウィジェットが登場しています。
スリープウィジェットは、ヘルスケアアプリの新しいウィジェットで、Apple Watchなどの睡眠トラッキングデバイスによって収集されたデータを表示します。ベッドで過ごした時間や睡眠の質などの情報を提供し、3つのバリエーションが用意されています。
Appleはまた、Medications(メディケーション/薬)ウィジェットの開発にも取り組んでいる模様。9to5Macは、iOS 16.2 beta 1のコードの中に新しいMedicationsウィジェットに関する証拠を発見したと報じています。
これまでに確認されているバージョン
iOS16/iPadOS16/macOS13/watchOS9については次をご覧ください。
パブリックベータについて
ユーザーは、Appleの用意する次のサイトからパブリックベータに登録できます。
Apple Beta Software Programに参加するには、無料のメンバー登録が必要です。
有効なApple IDを所有し、登録時にApple Beta Software Program契約に同意することで、だれでも参加できます。
続いて、使用しているデバイスを登録してパブリックベータにアクセスし、最新機能を試すことができます。「フィードバックアシスタント」Appを使ってAppleに直接フィードバックを送信することでもできます。
パブリックベータは現在、iOS16、iPadOS16、tvOS16、watchOS9、macOS13 Venturaでそれぞれ利用可能です。
Source:iOS & iPadOS Release Notes, macOS Release Notes, News - Apple Developer
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