Appleは日本時間8月9日、「iOS 16」「iPadOS 16」「watchOS 9」「tvOS 16」「macOS 13」の5番目のベータ版を開発者向けにリリースしました。
パブリックベータ版はまだのようです。
新たにリリースされたバージョン
- iOS 16 beta 5 (20A5339d)
- iPadOS 16 beta 5 (20A5339d)
- macOS 13 beta 5 (22A5321d)
- watchOS 9 beta 5 (20R5343e)
- tvOS 16 beta 5 (20J5355f)
- Xcode 14 beta 5 (14A5294e)
今回確認された新機能や変更点
MacRumorsがまとめたところによると、次のような複数の新機能や変更箇所が確認されています。
ステータスバーにバッテリー残量のパーセント表示が復活
ステータスバーのバッテリーアイコンのパーセント表示が復活しています。この機能は「設定」のバッテリーセクションにあるトグルで有効にすることができます。
バッテリーパーセント表示は、5.4インチのiPhone 12 miniとiPhone 13 miniを除く、iPhone 12とiPhone 13シリーズで利用可能です。また、iPhone XとXSでは利用可能ですが、iPhone 11とiPhone XRでは利用できないそうです。
【追記】MacRumorsによると現時点で次のモデルでパーセント表示されるようです。
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone X
表示可能なデバイスは今後のアップデートで変わるかもしれません。
バッテリーパーセント表示はここ数年、スペースの関係でノッチを持つiPhoneでは利用できなかったので、多くのiPhoneユーザーにとって歓迎すべき更新だと思います。これまで正確なバッテリーパーセントを確認するには、コントロールセンターを表示するか、バッテリーウィジェットを使用する必要がありました。
新しい「探す」のサウンド
iPhoneの「探す」アプリで「サウンドを再生」オプションを使用すると、新しいサウンドが再生されます。少し大きめの音で、iOS 16の以前のバージョンで利用可能な音とは異なるようです。
Apple WatchからiPhoneを探す際のサウンドも新しく
Apple Watchで上方向にスワイプしてコントロールセンターを表示しiPhoneのアイコンをタップしてiPhoneの音を鳴らしてを確認する「iPhone呼出」のサウンドが新しくなっています。新しい「探す」のサウンドと同じだそうです。
ロック画面に新たな再生表示
iOS 16 Beta3ではフルスクリーンのミュージックプレーヤーが追加されましたが、Beta5ではミニサイズに変更されているようです。
Perspective Zoom(視差効果)
ロック画面の壁紙設定では、Perspective Zoom(視差効果)機能が削除されました。無効にするためのトグルも削除されているようです。
以前からiPhoneに搭載されている機能であり、今後のベータ版で復活する可能性もあります。
ミュージックアプリ
Dolby AtmosとLosslessのインジケータを表示する場所が微調整されており、再生ボタンとシャッフルボタンの下だったものが、ジャンルのすぐ横に表示されるようになっています。
スクリーンショット
スクリーンショットを撮影して編集する際「Copy and Delete(コピーして削除)」という新しいオプションが追加されています。
Emergency Call(緊急通報)
サイドボタンの長押しまたは早押しで表示される緊急画面の名称が「Emergency SOS(緊急SOS)」から「Emergency Call(緊急通報)」に変更されています。
ほかにもあれば随時追記します。
これまでに確認されている新機能
これまでの最新のベータ版はBeta4でした。
- iOS 16/iPadOS 16/watchOS 9/tvOS 16/macOS 13 Beta 4
- iOS 16/iPadOS 16/watchOS 9/tvOS 16/macOS 13 Beta 3
- iOS 16/iPadOS 16/watchOS 9/tvOS 16/macOS 13 Beta 2
iOS16/iPadOS16/macOS13/watchOS9については次をご覧ください。
パブリックベータについて
ユーザーは、Appleの用意する次のサイトからパブリックベータに登録できます。
Apple Beta Software Programに参加するには、無料のメンバー登録が必要です。
有効なApple IDを所有し、登録時にApple Beta Software Program契約に同意することで、だれでも参加できます。
続いて、使用しているデバイスを登録してパブリックベータにアクセスし、最新機能を試すことができます。「フィードバックアシスタント」Appを使ってAppleに直接フィードバックを送信することでもできます。
パブリックベータは現在、iOS16、iPadOS16、tvOS16、watchOS9、macOS13 Venturaでそれぞれ利用可能です。
Source:iOS & iPadOS Release Notes, macOS Release Notes, News - Apple Developer
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