iOS16/iPadOS 16でサポート対象になるデバイスは？搭載メモリ2GB未満が対象外か

Appleが6月のWWDCで発表する見込みの「iOS 16」および「iPadOS 16」をサポートするデバイスについて。
先日販売終了となったiPod touch第7世代がヒントになることをMacRumorsが報じています。

というのも、Appleは2019年5月にiPod touch第6世代の販売を終了しましたが、そのわずか4カ月後にリリースされたiOS 13のサポート対象外となりました。
そこから、iPod touch第7世代でもこのパターンを繰り返すとすれば、生産終了後に出るバージョンのiOSでサポート対象外になる可能性が出てきました。

ここで鍵となるのが、搭載メモリです。
現在iOS15とiPad OSは15でサポートされているデバイスの最低メモリは2GBですが、iOS16/iPadOS16では3GB以上を搭載するデバイスしかサポートされないという可能性があります。
AppleがiOS 13を導入した際、2GB未満のメモリを持つすべてのデバイスのサポートが終了しました。
iOS13では、iPhone 5S、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Air第1世代、iPad mini 2、iPad mini 3、iPod touch第6世代など、多数のA7およびA8ベースのデバイスのサポートが終了しました。一方、A8チップを搭載しながら2GBのメモリを搭載したiPad mini 4はiOS 13、iOS14、iOS15に対応し続けてきた理由もまた、搭載メモリと考えることができます。

そして、ここでも注目はやはりiPod touch第7世代です。
というのも、iPod touch第7世代が搭載しているメモリは2GBだからです。

iOS15/iPadOS15のサポート対象で、2GBのメモリを搭載しているのは、

iPhone 6S
iPhone 6S Plus
iPhone SE (第1世代)
iPhone 7
iPad Air 2
iPad (第5世代)
iPad (第6世代)
iPad mini 4

となり、iOS 16とiPadOS 16が3GBのメモリを必要とする場合、A9とA10 Fusionチップを搭載したこれら9台のデバイスがサポート対象外となる可能性があります。
iPhone 7 PlusとiPad第7世代はA10 Fusionチップを搭載していますが、どちらも3GBのメモリを搭載しており、今回はサポート対象として残る可能性があります。
ただし、同じiPhone 7 Plusと同じシリーズであるiPhone7だけがサポートから外れるというのは、ちょっとした混乱になるかもしれず、Appleはそれを避けようとするかもしれません。

もちろん、iOS 16とiPadOS 16は、iOSとiPadOS 13、14、15と同じデバイスをすべてサポートし続ける可能性もありますが、当然ながら永遠に続くわけではありません。今年か、来年か、いずれは古いデバイスはサポート対象外となっていきます。

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