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円安ドル高でApple製品の値上げ、iPhone14発売と同時の可能性も

このところ急激な円安ドル高が続いていますが、Apple製品への影響にについて、9to5Macが気になる記事を出しています。
それによると、あるアナリストは今秋iPhone 14シリーズが発売される際に米国外でiPhoneの価格が上昇する可能性があると警告。為替問題は長期にわたる可能性があり、iPhone 14については特に不運なタイミングとなる可能性としています。

新しいiPhoneのイメージ

また、Mac Fan 2022年6月号の松村太郎氏のコラムでも、Apple製品の値上げの可能性が示唆されています。
たとえば、最新のiPhone SE (第3世代) の日本での価格は「1ドル121円」(税別)前後に設定されていますが、現実の為替市場をみると1ドル130円前後となっており、現時点ですでにAppleの想定以上に円安ドル高になっています。しかも、Appleの値付けは多少ドル高寄りだそうで、現在の状況はかなり異常と言えそうです。
今後は、さらに円安になることも予想されており、そうなると、Appleはいずれ自社製品の価格を改定し、値上げすることは大いにありそうです。
過去の例から言って、新製品が登場するタイミングに合わせて、既存製品も値上げする可能性があります。
Appleのハードウェア以外にも、App Storeの価格改定や、Appleのサブスクリプションサービスの価格改定もあるかもしれません。


では、Appleが値上げする前に製品を購入すればよいか、といえば、一概にはそうは言えないと思います。
というのも、焦って現行製品を買うよりも、新製品を買ったほうが総合的に見て良い場合が多いからです。
これから4〜5ヶ月後にiPhone14は必ず登場します。iPhone13よりもiPhone14のほうが高性能になるのはまず間違いないでしょうし、OSサポートなど製品寿命も後者のほうが長い可能性があり、多少高くともやはり後者を選びたくなります。
そう考えると、ケーブルなど新製品がそうそうでないものや、出たとしても性能差があまりないようなアクセサリー類であれば、今のうちに買っておいても良いかもしれません。キーボードやマウスなど息の長い製品もそうかもしれません。

もう1つの懸念は、値上げすると製品が売れなくなる可能性です。
現在の為替状況から、たとえば、12万円だったiPhoneが13万円や14万円で売られるようになったとしたら、今年の新モデルへの買い替えはやめたと考えるユーザーがいてもおかしくありません。
最近のiPhoneは特に性能が良く、OSのサポートなど製品寿命も長いので、数年間同じiPhoneを使い続けることは珍しくありません。
日本は賃金も上がらず他国と比べて相対的に貧しくなっているといわれていますが、そんな市場でAppleが大幅な値上げをするとなれば、大規模な買い控えが起きてしまうことだってあるかもしれません。
松村氏のコラムによると、Appleの2022年第1四半期(2021年10〜12月)の地域別売上高をみると、世界全体で前年比11%前後の成長の影で、日本だけ約14%のマイナスとなっていました。これはGIGAスクール構想の補助金によるiPad特需の後であり、結局は補助金でもなければ、日本の消費者はApple製品を買うだけの体力がないことを示したことになります。
松村氏が指摘するように、日本のユーザーは最低限の必需品としてiPhoneは買い続けるかもしれないが、それ以外の製品は買わなくなるということもあるかもしれません。
売れなくなれば、その市場は軽んじられ、新製品が出るのが他国よりも遅くなったり、十分なサポートが行われなくなる可能性があります。利益を確保するために製品はさらに高値がつけられ、そうなるとますます売ればくなるという負のスパイラルです。

円安は、Apple製品のような輸入品にとっては直接的に影響を及ぼします。
原材料の多くを輸入する日本にとっては輸出の面でもその影響から免れることはできません。
おそらく、この状況はしばらく続くとみられていますが、Appleファンにとっても、なんとも苦しい日々が続きそうです。

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各種ポイントアップキャンペーンのときなどに合わせて買うとさらにお得です。
ポイント還元の高い時を狙ってAppleギフトカードを買っておき、Appleアカウントにチャージしておけば、多少の値上げなら相殺することができると思います。

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