Mac Studio、SSDの交換がソフトウェアにより阻止されている模様

Mac Studioの分解レポートから内蔵ストレージを取り外し可能な設計になっていることをお伝えしていましたが、新たなレポートによると、ソフトウェアによってユーザーがSSDを交換できないようにしていることが判明しています。

f:id:kobonemi:20220322090552j:plain — Mac StudioのSSD

最初の分解レポートでは、Mac Studioのストレージはハンダ付けされておらず、アップグレード可能であることが示唆されていました（関連記事）。Mac Studioには2つの内蔵SSDスロットがあり、SSD自体を自由に交換することができます。
YouTuberのLuke Miani氏は自身のYouTubeチャンネルのビデオで、Mac Studioのストレージが実際にユーザーによるアップグレードが可能かどうかをテストしています。Miani氏はMac StudioのSSDを消去して本体から取り外し、もう一方の空きスロットに差し込み電源を入れたところ、本体のステータスランプが点滅して問題があることを知らせ、起動することができませんでした。

Mac StudioはSSDを認識しているもののソフトウェアが起動を妨げており、ユーザーがストレージをアップグレードできないようにAppleが処置をしているものと思われます。Appleはウェブサイトで、Mac StudioのSSDストレージは「ユーザーがアクセスできない」と説明しており、購入時に十分なストレージを搭載したデバイスを選ぶよう案内しています。
現状ではApple認定の修理経由でしかSSDの交換はできないようですが、今後のアップデートによってユーザー自身がストレージをアップグレードできるようになる可能性もあります。
以前は不可能だったMac Proのストレージのユーザー自身によるアップグレードも2020年からアップグレードキットが提供されていますし、特に2021年にSelf Service Repair Programが発表されたことから、Mac Studioでも同様の動きがあることを期待したいところです。

Source: MacRumors

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