AppleのAR/VRヘッドセット、3つのディスプレイを搭載：アナリスト

Appleが早ければ年内に発表するというAR/VRヘッドセットについて。
ディスプレイアナリストのRoss Young氏が本日公開した調査報告によると、2022年に発売予定のAppleのMRヘッドセットには3つのディスプレイが搭載される見込みです。

f:id:kobonemi:20210308085902j:plain — Apple AR/VRヘッドセットのイメージ

ディスプレイの構成は、2つのマイクロ有機EL（OLED）ディスプレイと1つのAMOLEDパネルで構成され、Appleが使用するマイクロ有機ELディスプレイはソニーが供給する予定になっています。マイクロ有機ELディスプレイは、ヘッドセットのメインディスプレイとなりますが、AMOLEDディスプレイが何に使われるかはまだ分かっていません。

Sonyは先日、VRヘッドセットでの使用を想定した1インチあたり4000ピクセルの4Kディスプレイを発表しましたが、今回の報告では、SonyがこのディスプレイをApple専用に開発した可能性が示唆されています。Appleが本当にこの技術を使用している場合、ヘッドセット用のディスプレイは対角1.4インチの大きさになると予想されています。

このような高性能なディスプレイ構成は高価格となり、Young氏はヘッドセットの価格が数千ドルになることを示唆していますが、これは3000ドル前後の価格を示した以前の報道とも一致しています。

Appleが提供するAR/VRヘッドセットの最初の製品（第1世代）は、おそらくはプロフェッショナルや開発者をターゲットとし、AppleのAR/VRエコシステムを拡大するために使用されることになると予想されています。また、噂によると、このデバイスには、ハンドトラッキングを可能にする複数のカメラ、LiDARセンサーも搭載され、強力なモバイルCPUとGPUが搭載される可能性があります。

Bloombergはこれまで、AppleのARヘッドセットは、レンズに内蔵されたホログラフィック（ホログラム）・ディスプレイによって、テキスト、メール、地図、ゲームなどを表示できると報じてきました。また、Appleの拡張現実デバイスには2つの戦略があり、1つはARメガネ、もう1つはAR/VRヘッドセットであるとしています。

現在のところ、このヘッドセットは例年6月に開催されるWWDCで発表され、年内に発売される可能性がありますが、それに間に合うかどうかはまだ不明です。

Source：MacRumors, 9to5Mac

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