watchOS 8.3にアップデート後、一部のApple Watchで正常に充電できない問題が発生

先日公開された「watchOS 8.3」にアップデートした一部のApple Watchが正常に充電できないという報告が複数出ていることをMacRumorsが伝えています。

Apple CommunityやMacRumors Forums、Redditに寄せらている報告によると、多くの場合Apple Watch Series 7で、特にサードパーティ製充電器を使った場合に発生しているもよう。

f:id:kobonemi:20211005001207j:plain — Apple Watch Series 7

あるユーザーは、Apple Watch Series7をサードパーティ製充電器にセットして一晩置いたところ、わずか2％しか充電できていなかったと報告しています。他のサードパーティ製充電器で試しても結果は同じでしたが、純正充電器を使うと問題なく充電できたそうです。

MacRumorsによると、複数のサードパーティ製充電器に関する報告があり、一部の充電器の問題ではなく、複数の製品で同様の報告が出ているようです。多くの場合はAmazonなど販売されている低価格な充電器で、Belkinのような有名ブランドの報告は少ないようです。

多くの場合、Apple Watchは数分間充電された後、突然充電が停止してしまうようです。Apple Watchを再起動することで一時的に改善されるようですが、多くの場合は完全な解決には至っていないようです。

少数のユーザーは、純正充電でも問題を報告しており、充電速度が非常に遅いか、充電器を使っている間にApple Watchのバッテリーが消耗していることもあるそうです。AppleはApple Watch Series7で高速充電をうたっていますが、これではまるで「超低速充電」のようだとユーザーの1人は嘆いています。

Apple Watch Series 7の充電問題については11月ごろから問題が出ており、Appleは当初、watchOS 8.1.1アップデートで充電速度が遅くなる問題に対処していました。
しかしながら、watchOS 8.1.1アップデート後も一部のユーザーには問題が発生し続け、watchOS 8.3でさらに多くのApple Watchに問題が発生したようです。watchOS 8.3での問題に対して、Appleが修正プログラムを用意しているかどうかは現時点では不明ですが、今後のアップデートで対応する可能性は高いです。

今回の問題に影響を受けている多くはApple Watch Series 7ですが、Apple Watch Series 6もみられるようです。

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