14インチ＆16インチの新型MacBook Proに搭載されているM1 ProおよびM1 Maxチップについて。
Sony PlayStation 5やNvidia RTX 2080 desktop GPUと同程度のGPU性能を有する可能性をNotebookCheckが報告しています。
M1 Maxチップは、最大で32コアのGPUを搭載することができ、M1チップで提供されていた8コアGPUに比べて飛躍的な進歩を遂げています。
Appleによれば、M1 Maxチップは、ピーク時のグラフィック性能が消費電力がディスクリートGPUを搭載したノートPCに比べて70%少なく、コンパクトなプロ仕様Windowsノートパソコンに搭載されているハイエンドGPUと同等のパフォーマンスを最大40％少ない電力で発揮し、最も大型のWindowsノートパソコンに搭載されている最もハイエンドのGPUと同等のパフォーマンスを最大100W少ない電力で発揮すると主張しています。
Appleはこの主張のために、M1 Max、10コアCPU、32コアGPU、64GBのRAMを搭載した16インチMacBook Proをテストし、MSI GE76 RaiderとRazer Blade 15 Advancedと比較しました。
GPU性能のさらなる詳細については、NotebookCheckが、Appleの新チップに関する情報をもとに、新M1 ProおよびM1 Maxチップがどの程度処理できるかを推定しました。その結果は以下の通りです。
- M1 8-core = 2.6 TFLOPS（TF/テラフロップス）
- M1 Pro 14-core = 4.5 TF
- M1 Pro 16-core = 5.2 TF
- M1 Max 24-core = 7.8 TF
- M1 Max 32-core = 10.4 TF
M1 Maxの32コアGPUは、Sony PS5（10.28 TF）や、デスクトップクラスのNvidia RTX 2080 GPU（10.07TF）よりも高い処理能力であると推定されています。
もちろん、NotebookCheckの数字はあくまで推定値であり、実際にテストしたものではありませんが、今後の実機テストがなされるまではこの数値が頼りになるでしょう。
いずれのM1 Pro/Maxチップも、Intel、Nvidia、AMDの競合チップセットに比べて消費電力が少ないことを考えると、非常に優れたパフォーマンスを発揮しているとNotebookCheckは指摘しています。
新しいMacBook Proは当然ながらPS5よりも高価ですが、ハイエンドのゲーム機に匹敵するモバイルノートブックであることは確かです。
今後の詳細なテストが大いに楽しみです。
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