Appleは新型iPad mini第6世代を発表しました。
昨年発売されたiPad Air第4世代を小さくしたようなデザインとなっていますが、見かけ以上に、両者には違いがあり、いくつかの点でiPad mini第6世代の方が優れていることが判明しています。
それらを9to5Macはまとめています。
性能向上したカメラ
最初の大きな違いは、FaceTimeカメラです。
iPad mini第6世代は、今年4月に発表された新しいiPad Proと同様に、「センターフレーム」に対応した12MPの超広角カメラを前面に新たに搭載しています。
一方、iPad Air第4世代は7MPのFaceTime HDカメラです。
iPad mini第6世代のリアカメラもiPad Air第4世代と同じく12MPですが、クアッドLED True Toneフラッシュが搭載されています。
ビデオカメラ機能も大幅に向上し、4Kビデオ撮影や1080p HDビデオ撮影の向上や、新たに最大30fpsまでのビデオの拡張ダイナミックレンジに対応しています。
プロセッサの向上
ハードウェアのもう一つの大きな違いは、搭載されているプロセッサです。
iPad mini第6世代には、iPhone 13にも搭載されている全く新しい5nmのA15 Bionicチップが搭載されているのに対し、iPad Air第4世代は昨年のA14チップを引き続き採用しています。
いくつかのメディアで報じられているように、A15はA14よりもわずかに改善されている程度であり、日常的な使用では必ずしもパフォーマンスの違いを感じることはないと思われます。
5G対応
iPad mini第6世代のCellularモデルは、新たに5Gに対応したほか、ギガビットLTEバンドを2つ追加されています。
iPad Air第4世代はLTEだけです。
5G通信が日常的に利用できる地域で使えるなら、iPad mini第6世代の恩恵を受けるでしょう。
より高密度なディスプレイ
iPad mini第6世代とiPad Air第4世代の主な違いはディスプレイの大きさですが、その品質にも違いがあります。
iPad mini第6世代は2266×1488ピクセルのLiquid Retinaディスプレイで、1インチあたりでは326ピクセルです。iPad Air第4世代のディスプレイは2360×1640で、1インチあたりでは264ピクセルです。iPad mini第6世代のピクセル密度は、iPad Airよりもはるかに優れています。
ディスプレイのその他の機能は、iPad Air第4世代と変わりません。
iPad mini第6世代には、True Tone、広色域ディスプレイ（P3）、フルラミネーション、耐指紋性撥油コーティングも搭載され、500ニトの輝度という点もiPad Air第4世代と同様です。
Smart Connectorとキーボード
iPad Air第4世代と比べてiPad mini第6世代が搭載していないほとんど唯一のものがSmart Connectorです。
Smart ConnectorによってSmart Keyboard FolioやMagic Keyboardが利用できます。
もちろん、サードパーティのBluetoothキーボードやマウスを使うことはできます。
とはいえ、キーボードを一緒に使うことがiPad miniのメインの使い方になっていることは少ないかもしれません。
価格
iPad mini第6世代の価格は、iPad Air第4世代よりも1万円安く設定されています。
小さいサイズを好むなら、他に選択にない、唯一無二のモデルです。
iPad miniは片手で持っても疲れにくく、移動中に使ったりするにも適しています。
外で使っていて落とすと画面が割れるなどの恐れがありますので、画面保護フィルムや全面を覆うような保護ケースがおすすめです。
iPad Air第5世代はいつ登場？
より優れたカメラ、5G、A15プロセッサなど、今回iPad miniに追加された機能を備えた次世代iPad Airがいつ発売されるのか、詳細はまだわかっていません。以前の情報では、2022年中に新モデルが登場するというものがありました。DigiTimesは、iPad Airが初めて有機ELディスプレイを採用する可能性が高いと報じていました。9to5Macは次期iPad Airが2022年の早い時期に発表される場合、おそらくiPad miniと同じ新色が採用されると予想しています。
iPad mini第6世代は9月24日（金）発売です。現在予約注文可能となっています。
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