Appleは日本時間7月29日、「iOS 15」「iPadOS 15」「watchOS 8」「tvOS 15」「macOS Monterey」の4番目となるパブリックベータ版を登録者向けにリリースしました。
開発者向けのDeveloper Betaは昨日リリースされていました。
新たにリリースされたベータ版
- iOS 15 beta 4 (19A5307g)
- iPadOS 15 beta 4 (19A5307g)
- watchOS 8 beta 4 (19R5312e)
- tvOS 15 beta 4 (19J5314e)
- macOS Monterey beta 4 (21A5294g)
- Xcode 13 beta 4 (13A5201i)
今回確認された新機能や変更点
Safariのアップデート
AppleはiOS15においてSafariの変更を行っており、Beta4でも引き続きいくつかの変更が確認されています。
共有ボタン
以前の情報ボタンに代わって、再びタブバーに移動しています。
再読み込み
ドメイン名の横隣りに再読み込みボタンが追加されています。以前のベータ版ではこのボタンがなく、長押しして再読み込みする必要がありました。再読み込みは「共有」ボタンからも可能です。
ブックマークの表示
URLバーを長押しすると「ブックマークを表示」というオプションが表示されるようになり、ブックマークへのアクセスがより簡単になっています。
リーダーモード
ウェブサイトでリーダーモードが利用できる場合、小さなアイコンが表示され、タップすることでリーダーモードに入ることができるようにっています。共有インターフェースからもアクセス可能です。
iPadOS 15のSafari
iPadのSafariのデザインもアップデートされ、macOS MontereyのSafariと同様になっています。
設定 > Safari でURLバーを表示しない「Compact Tab Bar」とURLバーが表示されるクラシックな「Separate Tab Bar」からスタイルを選択できます。
詳細は9to5Macが別記事でまとめています。
MagSafeバッテリーパックのサポート
iOS 15 beta 4ではMagSafe Battery Packのサポートが追加され、新しいアクセサリを持っている場合「バッテリー」ウィジェットと「設定」アプリに表示されるようになっています。
ロック画面のカメラアイコン
ロック画面に表示されるカメラのアイコンが、従来のアイコン(左)から新しいアイコン(右)に変更されています。
同様に、設定アプリのアイコンも変更されているようです。
ショートカット
ショートカットに「ホーム画面に戻る」アクションが追加され、オートメーションに利用可能になっています。
通知
設定アプリの「通知」アイコンが新しいデザインに変更されています。
また、画面共有時や画面ミラーリング時における通知を無効にするオプションが追加されています。
集中モード状況の共有
「メッセージ」アプリで、相手の名前部分をタップして、「集中モード」の状態を相手と共有するかどうかを選択可能になっています。
App Storeのアカウント画面
App Storeのアカウントセクションに新しい設定レイアウトを採用されています。各セクションが角丸となり、アカウントオプションごとにセクションが分割されています。
写真の「メモリー」共有
写真で「メモリー」を共有するためのインターフェイスが追加され、Apple Musicの曲が著作権上の理由で共有できない場合は共有に適した曲を選択できるようになっています。
ウィジェット
ホーム画面にウィジェットのスタックを追加する際、「スマートローテーション」に新しいアイコンが追加されています。
iPadのPodcastに新たにXLウィジェットサイズオプションが追加されています。
「テキストの認識表示」
macOS Monterey Beta4では「テキストの認識表示(Live Text)」がIntelチップ搭載Macでも利用可能になっています。
「テキストの認識表示」は、iOS15、iPadOS15でも利用可能です(詳細はiOS15/iPadOS15「テキストの認識表示/ライブテキスト」の使い方)。
などが確認されています。
これまでに確認されている新機能
各ベータ版で確認されている新機能などはベータ版ごとの更新記事をご覧ください。
新OSの新機能については、Appleの公開している各OSのプレビューページをご覧ください。
- iOS 15 Preview - Apple
- iPadOS 15 Preview - Apple
- macOS Monterey Preview - Apple
- watchOS 8 Preview - Apple
パブリックベータについて
ユーザーは、Appleの用意する次のサイトからパブリックベータに登録できます。
Apple Beta Software Programに参加するには、無料のメンバー登録が必要です。
有効なApple IDを所有し、登録時にApple Beta Software Program契約に同意することで、だれでも参加できます。
続いて、使用しているデバイスを登録してパブリックベータにアクセスし、最新機能を試すことができます。「フィードバックアシスタント」Appを使ってAppleに直接フィードバックを送信することでもできます。
現在、パブリックベータは、iOS14/15、iPadOS14/15、tvOS14/15、watchOS7/8、macOS Big Sur 11/macOS Montereyでそれぞれ利用可能です。
Source:iOS & iPadOS Release Notes, macOS Release Notes, News - Apple Developer
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