Appleは「iOS 14.5」で、Siriで利用する音楽サービスを選択できる機能を導入しました。
Apple Musicだけでなく、SpotifyやYouTube Musicなどのサードパーティサービスも選択可能です。
その方法をMacRumorsが解説しています。
この機能がiOS 14.5のベータ版で初めて明らかになったとき、当初はAppleがユーザーにデフォルトのストリーミングサービスを選択できるようにしたと解釈されていました。
しかしながらその後、Appleは音楽サービスを選択するオプションは実際には存在しないことを明らかにしました。
そうではなくて正確には、Siriのインテリジェンスを使って、ユーザーのリスニング習慣を学習し、音楽の選択プロセスを改善していく機能ということでした。
実際、どのサービスを使うかをときおり尋ねることで、Siriは音楽だけでなく、あらゆるオーディオコンテンツに対するユーザーの好みを学習します。
たとえば、Apple Podcastやサードパーティ製のPodcastアプリでPodcastを開かせたり、オーディオブックを聴く場合には特定のオーディオブックアプリを選択させることができます。
以下、設定方法です。
- Siriに「Hey Siri, Beatlesを聴かせて」というように、アーティスト、曲、アルバムの再生を依頼する
- Siriは、iPhoneにインストールされている音楽アプリの一覧を表示し、ユーザーに適したAppを学習しているので「どのAppで聴きたいですか?」と返答してくる
- 一覧から好きなアプリを選ぶ
- ユーザーが選んだアプリで音楽を再生する
自分の環境で試したところ、Apple Music、Apple Podcast、Spotify、TuneIn Radio、YouTube Music、ブックから選択可能でしたが、アプリをインストールしているはずのAmazon Musicは含まれませんでした。
以前のバージョンのiOSでは、「Hey Siri, Spotifyで音楽を再生して」というように、Siriにどのサービスを使わせたいかを明確にすることで、他のサービスの音楽を再生することが可能でしたが、今回iOS 14.5で実装された変更により、Siriが選択した音楽アプリを記憶するようになり、「Hey Siri, 音楽を再生して」のような簡単な依頼で、Apple Musicではなく、ユーザーの選んだアプリが使われるようになっています。
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