Appleは「AirPods Pro」の廉価版「AirPods Pro Lite」を2021年前半に発売するという情報をThe Elecが報じています。
関係者によると、AirPods Pro Liteの価格はノイズキャンセリング技術を搭載したAirPods Proよりも20%ほど安くなるとしています。
韓国のマテリアルサプライヤーは、AirPodsのH1チップを搭載したシステムインパッケージ(SiP)の開発を進めているそうです。
AirPods Proに搭載されているH1チップ搭載SiPは丸い形状ですが、Liteバージョンに搭載されるSiPはシンプルな四角い形状になるとのこと。サプライヤーは年内にAppleの品質審査を経て、来年から量産を開始するとしています。
記事によると、Appleは当初、AirPods Proが昨年10月に発売された直後にLiteバージョンを発売する予定でした。しかし、AirPods Proの売れ行きが予想以上に好調だったためその計画を中止しました。
AirPodsシリーズとアクセサリー全体の売り上げを伸ばすために、AppleはLiteバージョンを復活させる可能性が高いとしています。
CounterPointによると、今年第3四半期のワイヤレスイヤホンの売上は1年前と比べて24%増加しました。第3四半期に最も売れた製品はAppleのAirPodsシリーズで、市場シェアは29%でした。
Appleは現在、4つのAirPodsのラインナップを用意しています。
- AirPods with wired charging case: $159 / 17,800円
- AirPods with wireless charging case: $199 / 22,800円
- AirPods Pro with wireless charging case: $249 / 27,800円
- AirPods Max: $549 / 61,800円
AirPods Proの2割ほど安価になるすれば、ちょうどAirPods with wireless charging caseと同じ199ドルです。
Appleは第3世代となる新しいAirPodsを発売し、現行のAirPods第2世代を置き換えることになるのかもしれません。
via 9to5Mac