AppleはM1チップを搭載した新型Mac miniを発表しました。
新しいMacBook AirやMacBook Proと同様に、8コアCPUと8コアGPUで構成されるM1チップを内蔵するMac miniですが、Intelプロセッサ搭載モデルも引き続き併売されています。
外観上は、シルバーのM1搭載モデルに対して、スペースグレイのIntelCPU搭載モデルとなっていますが、その中身にも意外と大きな違いあるようです。
接続と拡張性として、M1版Mac miniは2つのThunderbolt3、2つのUSB-Aポート(最大5Gb/s)、HDMI 2.0ポート、ギガビットEthernetポート、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。
2つのThunderbolt / USB 4ポートで以下に対応:
- DisplayPort
- Thunderbolt 3(最大40Gb/s)
- USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)
- アダプタ(別売り)を使用したThunderbolt 2、HDMI、DVI、VGAに対応
AppleはM1版のみ「USB 4」としていますが、USB4は基本的にはThunderbolt 3に準じており、M1およびIntel版の仕様をみても実質的には同じことに対応しています。
Intel版Mac miniは、2倍の数となる4つのThunderbolt3を搭載しています。また、ギガビットEthernetポートは10Gb Ethernetに変更可能となっています。
4つのThunderbolt 3(USB-C)ポートで以下に対応:
- DisplayPort
- Thunderbolt 3(最大40Gb/s)
- USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)
- アダプタ(別売り)を使用したThunderbolt 2、HDMI、DVI、VGAに対応
M1版は Wi-Fi 6(802.11ax)に対応していることが、802.11acまでのIntel版よりも優れている点です。
しかしながら、Thunderbolt3が2基に減らされているのがちょっと残念なところかもしれません。
M1版購入者にはThunderbolt 3ドックが人気となるだろうと9to5Macは指摘しています。
追記1:MacRumorsは、M1 MacBook Air, MacBook Pro, Mac MiniはeGPUをサポートしないことを伝えています。TechCrunchはAppleシリコン搭載した最初のMac製品はeGPUをサポートしていないことをAppleに確認したと報じています。
確かに、公式サイトで対応アクセサリを見ると、M1搭載モデルにはBlackmagic eGPUが含まれていません。
追記2:MacRumorsは、M1搭載Mac miniがシリーズでは初めて6Kディスプレイをサポートしていることを伝えています。Thunderbolt経由で接続した最大6K解像度、60Hzのディスプレイ1台と、HDMI 2.0経由で接続した最大4K解像度、60Hzのディスプレイ1台の最大2台を同時サポートしています。6Kディスプレイ対応はM1搭載のMacBook AirやMacBook Proでも同様です。