「watchOS 7」は10日ほど前に一般向けにリリースされましたが、対象となっている「Apple Watch Series 3」において、watchOS 7をインストール後、頻繁な再起動やパフォーマンスの低下など、さまざまな問題を報告されています。
AppleサポートフォーラムやMacRumors Forumsなどで、ユーザーが報告している問題を確認することができます。
あるユーザーは、アップデートしてから一日に何度も再起動しているそうです。パスコードを入力する画面が表示され、アクティビティに空白が生じており、その間Apple Watchが起動していなかったと思われるが、Watch OS6以前ではこのような問題は起きていなかったなどと報告しています。
iPhoneのペアリングが切れたり、Apple Watchの突然の再起動やフリーズ、操作しても動作が反映されるまでに時間がかかる、なども数多く報告されています。
この問題をさらに困難にすることが2つあると9to5macは指摘。
まず1つは、watchOS 7にアップデート後、ダウングレードする方法はないということです。したがってユーザーはアップデートを待つしか方法がありません。
先日バグを修正したwatchOS7.0.1がリリースされましたが、問題を報告するユーザーはその後も解決をみていないようです。
もう1つは、AppleはいまだにAppleWatch Series 3を販売し続けていますが、かなり古くなったハードウェアがwatchOS 7の新機能に追いついていないのは明白であることです。
現時点では、これらの問題がどれほど広まっているのかは不明ですが、膨大な量の苦情をみれば、問題はすでにAppleも把握している可能性があります。
実は私もApple Watch Series3を最新のwatchOS7.0.1にアップデートしていますが、確かに何度かフリーズしていたり、気が付くと再起動していたり、操作を受け付けなかったりしたことがありました。watchOS7アップデート後の不意の再起動は覚えているだけで3回ほどあります。watchOS7のリリースから2週間も経っていないというのに、明らかに多いという印象です。