Appleが今秋発売する「iPhone 12」のダミーモデルのハンズオン動画をMacRumorsが公開しています。
新しいiPhoneの発売に先駆けて、ダミーモデルはリークされた図面や仕様をもとにを製作され、ケースメーカーが発売前にケースを製造しますが、今回公開されたハンズオン動画のダミーモデルも、そのようにして製作された1つとされています。
こうしたダミーモデルは、ケース製作に必要とされる部分、つまり本体のサイズや形状は正確であることを目指しています。一方、ケースで覆われない前面は曖昧であることが多く、背面のカメラの台座の大きさや位置は正確だとしてもその中身（レンズの数やレイアウトなど）は必ずしも正確とは限りません。また、外観の色などもあまり当てにはなりません。
したがって、こうしたダミーモデルは、手に持った感じを確認する、サイズ感を知る、というハンズオン動画にうってつけというわけす。
Appleは今年、5.4インチの「iPhone 12」、6.1インチの「iPhone 12」、6.1インチの「iPhone 12 Pro」、6.7インチの「iPhone 12 Pro Max」の4つのiPhoneを発売すると噂されています。6.1インチと6.7インチの2つの「Pro」デバイスは、よりハイエンドで高価なデバイスになる一方で、5.4インチと6.1インチモデルは、iPhone 11と同様により手頃な価格のデバイスになると予想されています。
2020年モデルはいずれも、ダミーモデルでも確認できるように、角ばったエッジのフレーム、ガラス背面を採用し、iPhone 4やiPad Proに近い、新しいデザインを採用すると予想されています。iPhone 6以降のiPhoneの丸みを帯びたデザインとは明確に異なり、すっきりとしたシャープなデザインとなっています。
新しい5.4インチモデルは、5インチのiPhone SE第1世代以降で最も小さいiPhoneになりそうです。もちろんiPhone SE第1世代よりは大きいものの、4.7インチの現行iPhone SE第2世代や5.8インチのiPhone 11 Proよりもコンパクトになります。
上の写真は、左からiPhone SE第1世代、5.4インチiPhoneのダミーモデル、iPhone SE第2世代
新しい5.4インチモデルは、ベゼルも狭く、ホームボタンも搭載していないため、前面の画面占有率は非常に高いです。
新しいiPhoneはすべてOLED（有機EL）ディスプレイを採用するといわれています。
6.1インチのダミーモデルは、5.8インチのiPhone 11 Proよりも大きく、同じく6.1インチのiPhone 11とサイズが似ています。しかしながらボディデザインがよりフラットで鋭いエッジとなっているため、手に持った感触は異なるようです。
上の写真は、左からiPhone11 Pro Max、6.7インチiPhoneのダミーモデル
新しい2つのローエンドモデル（5.4と6.1インチ）はデュアルレンズカメラを搭載すると予想されています。他方、ハイエンドモデルはトリプルレンズカメラが搭載されると見込まれます。加えてProモデルにはiPad Proで導入されたものと同じLiDARスキャナが搭載されるのではないかという噂もあります。
このダミーモデルにはLiDARを確認できませんが、上述のようにそれはケースメーカーのために製作されたからと考えることができます。ケースメーカーにとっては背面カメラの位置や台座は重要ですが、その中に何が入っているかはさほど重要ではありません。
したがって、これらダミーモデルでは、実際のカメラモジュールを正確に表現していることはないでしょう。このことはノッチを含む前面デザインにも該当します。
他に外見上で注目すべき点としては、一部のダミーモデルでは電源ボタンの下に新たにカットアウトがあります。おそらくは5G用アンテナのために必要なのだと思われます。AppleはiPhone12の全てのモデルで5Gをサポートすると予想されています。
New iPhone 12 Dummy Unit Hands-On!
新しいiPhoneやiPod touchの情報は新型iPhoneの噂カテゴリーにまとめてあります。
新しいiPadに関する情報は新型iPadの噂カテゴリーにまとめてあります。
iOS14とiPadOS14に関する情報は「iOS 14」カテゴリーにまとめてあります。
