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ARM版Mac第1弾は新型12インチMacBookの可能性、5Gセルラーモデルもラインナップか

Appleの新製品のリーク情報を提供することで知られるFudge (@choco_bit) 氏は、WWDCでAppleがMacにおけるARMプロセッサへの移行を発表すると予想されている中、AppleがARMベースのMac製品をいつ、どのように展開していくのかについて、また、アプリやBoot Campなどの機能がどのように影響を受けるのかについて、いくつかの憶測を含めながら、その考えをRedditで共有しました。

Fudge氏は、ARMへの移行を、4つのステップで捉えており、

  • Stage 1 (from 2014/2015 to 2017)
  • Stage 2 (2018-Present)
  • Stage 3 (Present/2021 - 2022/2023)
  • Stage 4 (the end goal)

現在は2段階目から3段階目にあるとしています。

その最初の段階は、Appleが2016年にMacBook ProにT1コプロセッサを搭載したことから始まります。
T1チップは、その後T2コプロセッサにアップデートされました。これが第2段階です。ArmベースでAppleが設計したこれらのチップは、重要なセキュリティとコントローラの機能を管理しており、Armチップを完全に搭載したマシンへの移行の重要なステップとなっています。

第3段階では、少なくとも1台、完全なARM搭載のMacの最初のバージョンがAppleのコンピュータラインナップに組み込まれるようになります。
Fudge氏は、サプライチェーンの情報源からの情報に基づきながら、Appleが現在販売を終了している12インチMacBookを復活させ、Appleが設計したArmベースのチップを搭載した初のMacとして12インチの新モデルを発表するのではないかと考えています。さらに、AppleがMacBookのバタフライキーボードを復活させる可能性もあるのではないかとも示唆しています。
AppleがMacのプライマリプロセッサとして使用するために特別に設計された8~12コアを持つA14xベースのプロセッサを開発しているという情報もあります。


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ARM版MacBookのコンセプト: North’s Globe TC (@thenorthsglobe)


12インチのMacBookは以前のバージョンと同じ外観になる可能性があり、デザインの変更があるかどうかは不明です。
Fudge氏はまた、12インチモデルはA14シリーズプロセッサによって、ネイティブに5Gセルラー接続をサポートしているという情報にも言及。Appleが何らかの形でMacにセルラー接続を搭載するという噂は以前よりありました。そうなれば、Macで初のセルラーモデルが登場することになります。


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ARM版MacBookのコンセプト:A14Zチップ


Bloombergによると、Appleは現在、次期iPhone 12モデルに採用される5nmのA14チップをベースにした、少なくとも3つのMac用プロセッサを開発しています。
3つのプロセッサのうち少なくとも1つは、iPhoneやiPadに搭載されているAシリーズチップよりもはるかに高速になると言われており、初代のMac向けプロセッサは、8つの高性能コアと少なくとも4つのエネルギー効率の高いコアを含む12のコアを搭載する予定だと言われています。また、Appleは将来の3nm A15チップをベースにした第2世代のMacプロセッサにも取り組んでいます。


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ARM版MacBookのコンセプト:Face ID搭載


IntelからARMベースへの移行は多大なメリットがある反面、いくつもの困難もまたあるでしょう。
Intelの不確かなプロセッサロードマップに振り回される必要はもはやありません。より高速なパフォーマンスとバッテリー効率を高め消費電力の削減も期待されます。Bloombergによると、内部テストではグラフィックスのパフォーマンスやAIを使ったアプリで大幅な向上が見られたそうです。
一方、さしあたっての難題としては、やはりアプリの互換性です。Mac App Storeのアプリは変更なしで動作するでしょうが、App Store以外のアプリは問題になる可能性があります。Fudge氏は、その難題に関する複数の解決策を概説しています。
また、Boot Campについては、パフォーマンスの問題や、Armベースのマシンでx86_64をエミュレートすることの難しさから、Windowsが新しいアーキテクチャとより親和的になるまで、AppleはBoot Camp機能を完全に放棄する可能性があるとFudge氏は考えているようです。


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12インチMacBook


12インチMacBookは、2015年に発売されました。
新設計されたまったく新しい筐体と薄型キーボードを備え、華々しいデビューでしたが、非力なプロセッサとMacBook Airよりも高価な価格が災いし、2017年モデルで販売が終了しました。

Source:Reddit via MacRumors
Photo:North’s Globe TC (@thenorthsglobe)