Appleは、iOS 14、iPadOS 14、macOS Big Sur、tvOS 14、およびwatchOS 7の新しいパブリックベータの提供をまもなく開始するとしてApple Beta Software Programサイトを刷新しました。
新しいOSのパブリックベータプログラムは「近日開始」となっています。
興味深いのは、今回初めてwatchOS7のパブリックベータ版が提供されることです。
watchOS 6は開発者向け限定でした。
では、Appleはいつからこれらのパブリックベータをリリースするのでしょうか。
ニュースリリースを確認すると、公開ベータ版は来月より提供開始とあります。
Apple Beta Software Programに参加するには、無料のメンバー登録が必要です。
有効なApple IDを所有し、登録時にApple Beta Software Program契約に同意することで、だれでも参加できます。
続いて、使用しているデバイスを登録してパブリックベータにアクセスし、最新機能を試すことができます。「フィードバックアシスタント」Appを使ってAppleに直接フィードバックを送信することでもできます。
昨年の場合、日本時間6月4日にiOS13が発表され、6月25日にベータプログラム登録者向けに最初のパブリックベータ版が公開されました。
つまり、発表から3週間後となっています。このときもAppleはパブリックベータ版は7月としていましたが、公開が早まっていました。今年もそれを期待したいところです。
今年は、6月23日にiOS14が発表されました。Appleのアナウンスでは7月のどこかでパブリックベータ版も利用可能になるはずです。
Appleは新OS発表と同時に開発者向けにデベロッパベータの提供を開始しますが、その2番目のデベロッパベータと同じ内容のものがパブリックベータとして提供されることが通例です。
昨年の場合、2番目のデベロッパベータは最初のベータ版から2週間後にリリースされていました。多くの場合、このタイミングで最初のパブリックベータ版がリリースされています。
新OSの日本語による詳細については、次のページが案内されています。
ただし、記事執筆時点ではまだ各ページは更新されていません。
パブリック・ベータ・ソフトウェアは Apple の機密情報であり、たとえば次のような行為は禁止されています。
- 自分が直接管理していないシステムやほかのユーザと共有しているシステムにパブリック・ベータ・ソフトウェアをインストールすること
- スクリーンショットを公開または投稿すること
- パブリック・ベータ・ソフトウェアに関する情報を Twitter などのサービスで公開すること
- Apple Beta Software Program の参加者以外の人にパブリック・ベータ・ソフトウェアの話をしたりその画面を見せたりすること
ただし、Apple がパブリック・ベータ・ソフトウェアに関する技術情報を公開した場合、その情報は機密扱いではなくなります。
パブリック・ベータ・ソフトウェアをインストールしてもハードウェア保証は無効にはなりません。
元のバージョンに戻すために、パブリックベータ版をインストールする前に必ずバックアップを作成する必要があります。
少なくとも次のページを熟読しておきましょう。
予備のデバイスなど、メインのデバイス以外にインストールすることをおすすめします。