Appleは、Appleサポートページ「iPhone や iPad のソフトウェアをアップデートして位置情報や日時の問題を回避する」を公開し、2012 年以前に発売された一部の iPhone や iPad でGPS による正確な位置情報と正しい日時を維持するために、2019 年 11 月 3 日午前 12 時までにiOSのアップデートを行うよう案内しています。
この問題は、「GPS週数ロールオーバー」といわれているもので、他社製品では2019 年 4 月 6 日から影響が出始めていますが、Appleの該当製品の場合、2019 年 11 月 3 日午前 12 時 (UTC) 以降に影響が出ます。
対象となっているのは、iPhone4sおよびiPhone5、iPad mini第1世代およびiPad2/3/4のCellularモデルです。
アップデートすることで、
- iPhone 5/iPad (第 4 世代):iOS 10.3.4
- iPhone 4s/iPad mini (第 1 世代) /iPad 2 (CDMA モデルのみ)/iPad (第 3 世代) :iOS 9.3.6
となります。
iOS10.3.4とiOS9.3.6は7月23日にリリースされていました。
なお、iPod touch やiPad Wi-Fiモデルはこの問題の影響を受けません。また、上記より新しい iOS デバイスにも影響はありません。
11 月 3 日以前にアップデートしなかった場合、GPS の正確な位置情報を維持できなくなることがあるほか、Cloud との同期やメールのフェッチなどせいっかうな日付情報を用いる機能も、正常に働かなくなる場合があります。
また、11 月 3 日以降はOTA (Over The Air) でソフトウェアアップデートを受け取れなくなる可能性もあり、その場合はテザリング接続でiTunes や Finder で復元するしか方法はないそうです。該当するiOSデバイスを使っている場合はサポートページを確認し忘れずにアップデートしておきましょう。
Source Apple サポート via GSMArena.com