Appleは、iOS13やiPadOSにおいて、サードパーティ製キーボードアプリにフルアクセス許可していないのにも関わらずフルアクセス権が与えられてしまうという不具合を発見したことを明らかにしました。
プライバシーやセキュリティを重視するAppleにとってはかなり痛いミスではないでしょうか。
「iOS 13 や iPadOS で他社製のキーボード App に影響を与える問題について」というサポート文書がそれで、公開日は本日9月25日となっており、Appleは今後公開予定のソフトウェアアップデートで対処するとしています。
同日iOS13.1およびiPadOS13.1がリリースされましたが、この現時点での最新バージョンでも解決されていないということだと思われます。
なお、この問題の影響は他社製キーボードアプリのみで、標準キーボードは問題ありません。また、フルアクセスを使わない他社製キーボードも問題ありません。
この問題は、Apple の内蔵キーボードには影響しません。また、フルアクセスを使わない他社製キーボードにも影響はありません。この問題については今後のソフトウェアアップデートで早急に対処する予定です。
自分がこの問題の影響を受けるかどうかを確かめるには、他社製キーボードアプリがインストールされているかどうかを調べます。
- 設定 > 一般 > キーボード > キーボード
を開き、他社製アプリの有無を確かめます。
試しにGoogleのキーボードアプリ「Gboard」をインストールしてみたところ、利用には「フルアクセスを許可」が必要であることが確認できました。
iOS13で使う場合は今回の問題の影響を受け、ユーザーがフルアクセスを許可していなくともフルアクセスを許可してしまうのだと思います。
そのほかにも「ATOK」など人気のサードパーティ製キーボードが影響を受けそうです。
現在このようなアプリを使っている場合は次のアップデートがあるまでiOS13へのアップデートを見送るか、該当するアプリを一旦削除した方がよさそうです。