Appleは新型iPhoneに「Rose」および「R1」という2つのコードネームを持つ新しいコプロセッサを搭載することがiOS13の内部ビルドから判明したとMacRumorsが伝えています。
Roseコプロセッサ、R1 (t2006) は、Mシリーズモーションコプロセッサと類似しており、メインのシステムプロセッサからセンサーデータの処理をオフロードします。
R1の違いは、デバイスがどこにあるのかをより正確に把握するために、モーションコプロセッサよりも多くのセンサーを統合していることです。モーションコプロセッサは、コンパス、ジャイロスコープ、加速度計、気圧計、およびマイクから得られるデータを統合しています。
Roseコプロセッサは、慣性測定ユニット（IMU）、Bluetooth 5.1機能、ウルトラワイドバンド（UWB）、カメラ（モーションキャプチャおよび光学追跡を含む）センサーデータのサポートを追加して、デバイスの場所を特定するだけでなく、忘れ物追跡タグ「Appleタグ」がどこにあるのか発見し、ARKitのPeople Occlusionの処理を支援します。
センサーデータの収集と処理が重複していることから、RoseコプロセッサはMシリーズモーションコプロセッサに替わる可能性があるとMacRumorsは指摘しています。
Bluetooth 5.1の到達角度（AoA）および発信角度（AoD）機能により、Bluetooth方向検出が可能になり、これらデータをR1による他のセンサーデータと組み合わせることで、高い精度でAppleタグを見つけることができます。ちなみに2018年の iPhone XS/XS Max/XRにはBluetooth 5.0が搭載されています。
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