Appleは2015年以来MacBookシリーズで採用してきたバタフライキーボードをようやくやめるようです。
著名なAppleアナリストMing-Chi Kuo氏はその最新レポートで、シザースイッチ方式をベースとした新設計のキーボードを新しいノートブック製品に搭載させる予定だと報告しています。その最初の製品は、MacBook Airの2019年モデルになるそうです。
もちろん、MacBook Proシリーズもこの新方式のキーボードを採用します。ただし、少なくとも来年までは発売されない見込みです。
シザー方式のキーボードはこれまでAppleが開発してきたどのMacBookでも見られない全く新しいデザインとなり、キーを補強するためにグラスファイバーが用いられるそうです。
バタフライ構造のキーボードは生産コストが高いことをKuo氏は指摘しています。
一方、シザー方式のキーボードは、平均的なノートPCのキーボードよりもまだコストがかかりますが、それでもバタフライ方式よりは安価になります。
シザースイッチは別名パンタグラフともいわれ、ノートPCをはじめ多くのキーボードで採用されているメジャーな方式です。
ユーザーに不満が多かったバタフライ構造のキーボードですが、Appleは幾度も改善を試みました。
最近では2019年5月に発売された新型MacBook Pro(2019)は改良されたバタフライキーボードが採用されています。
新方式のキーボードを採用するMacBook Airの新モデルについて、最近では新プロセッサ搭載で9月に発売という情報が出ていました。
今回のKuo氏のレポートは、予想していたよりもより大きな意味のある進化を遂げることを示唆しています。
これからMacBook Airの購入を検討している方は、急ぎでなければ少し様子を見てもいいかもしれません。
Source:9to5Mac