iPhoneやiPadのロック画面で右からの左にスワイプさせることで素早くカメラを開くことができますが、標準カメラの代わりに、自分の好みのカメラアプリを指定して開くことがiOS13と新しい「ショートカット」アプリで可能になりました。
たとえば「ProCamera」や「ProCam」「Photograph+ 一眼トイカメラ」など高性能な有料のカメラアプリや、無料の「Microsoft Pix カメラ」や「無音カメラ」などなど、お気に入りのカメラをロック画面から開くことができるようになります。
用意するものは、iOS 13をインストールしたiPhoneやiPadです。
そして「ショートカット」アプリをiOS13の環境で使います。
iOS13のショートカットアプリでは、iOS12までにはなかった「オートメーション」という項目が追加されています。
今回の裏技は、このオートメーション機能を使います。
iDownloadBlogが詳細な作り方を紹介しています。
1．「ショートカット」アプリを開く
2．下のタブから「オートメーション」をタップ
3．右上の「＋」をタップし、「個人向けオートメーションを作成」をタップ
4．「新規オートメーション」の一番下にある「Appを開く」をタップ
5．「App」を選択で、「カメラ」を選ぶ
6．「次へ」をタップ
7．「アクション」で「アクションを追加」をタップ
8．「App」をタップ
9．「Appを開く」をタップ
10．「App」をタップ
11．カメラAppの代わりに開きたいアプリを選ぶ
12．「次へ」をタップ
13．「処理を実行する前に尋ねるようにしますか」とダイアログ画面が表示されるので「尋ねない」をタップ
14．「完了」をタップ
以上でオートメーション作成が完了しました。
出来上がったショートカットは次のようになります。
さっそくロック画面で画面を右から左にスワイプさせてカメラを起動させてみましょう。
通知バナーが画面の上部に表示されると思いますが、これは設定したオートメンションが動作していることを示しているので問題ありません。
これで、標準のカメラではなく、自分の好みのカメラアプリを開くことができるようになりました。
やってみると分かるかと思いますが、
ロック画面に限らず、ホーム画面でカメラアプリを開いても、あるいはコントロールセンターでカメラをタップしても、ショートカットで設定したアプリが代わりに開くようになります。
つまり、この方法ではカメラアプリを開く仕方を区別はしていないのです。
ここでは例として標準カメラアプリを起動させるとサードパーティ製アプリが開くようにしましたが、もちろん他の組み合わせでも可能です。
たとえば、標準マップアプリを開くとGoogleマップアプリが開くように、メモアプリを開くと自分の好きなエディタアプリが開くように、計算機アプリを開くと〇〇〇アプリが開くように、そんな風に自由に設定が可能になります。
ただし、あまりに脈絡のない組み合わせにすると便利なはずが逆に不便になるかもしれませんので、その点を注意して使いたいものです。
以上、iOSデバイスで、ロック画面から好きなカメラアプリを開くようにする方法でした。
iOS13については「iOS 13」に、iPadOSについては「iPadOS」に、iOSの便利な使い方は「iOS Tips」にまとめています。
