2017年から続いていたAppleとQualcommの特許紛争がようやく終結することになりました。
両社は、世界中の2社間のすべての訴訟を取り下げ、和解することで合意したと発表しました。
和解には、AppleからQualcommへの支払いが含まれています。ただ、いったいいくら支払ったのかは明らかにされていません。
また、Qualcommからの特許ライセンスおよびチップセット供給の6年間のライセンス契約を締結したことも明らかになりました。この契約は2019年4月1日から発効され、2年間の延長オプションがあります。
Appleは訴訟前からQualcomm製品の採用比率を段階的に引き下げており、Appleは2018年9月に発表した現行iPhone XS/XS Max/XRではQualcomm製品を搭載しませんでした。
一方、5G対応の通信チップ開発はQualcommがリードしており、次期iPhoneの5G対応が不透明となっていました。
今回の和解で、新しいiPhoneがまさかの5G対応になる可能性も出てきました。