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ドコモ、dポイント会員データを開放し協業先へ有償提供へ 拒否(オプトアウト)方法を試してみた

日本経済新聞の記事「ドコモが会員データ開放 7000万人分、協業先に有償で」によれば、2019年度内に共通ポイントサービス「dポイント」の会員情報を協業先の企業(ローソンや高島屋、マツモトキヨシ、日本マクドナルドなど300社超)が活用できる新事業を始めるそうです。

個人の許可を得て買い物などのデータを分析するのだとか。
この新事業ではドコモが自社で使っている会員データの分析システムを他社も利用できるようにするそうです。
しかも7千万人分!! すごい規模です。


自分のデータをドコモ以外で使われるのはちょっと嫌だな、と思ったので、他社への提供停止(オプトアウト)の方法を探してみたところ公式サイトにある次のページが見つかりました。

このページは現行のdポイントに関するものなので、ドコモが今年度中に始める新事業では変更される可能性もあります。
また「個人の許可を得て」やるとのことなので、スタート時には改めて許可を取り付けるのだろうとは思います。
とはいえ、今できることをやっておかないよりは良いだろうということで設定してみました。


上記ページの最後に、次のように書かれており、連結子会社、持分法適用会社及びdポイント加盟店ら第三者への提供停止の方法が記載されています。


<第三者提供の停止について>

  • 上記の情報を含む、dポイントクラブ特約に定める各種情報の第三者への提供を希望されない場合は、第三者提供の停止を申し込むことができます。

※dポイント加盟店が提供するアプリやWEBサイトにて、お客様情報に合ったおトク情報やクーポン、キャンペーン等をdポイント加盟店が提供する場合、第三者提供の停止を行ったお客様には、その提供がされない場合があります。
※利用者情報の第三者提供の停止をされた場合にもdポイント加盟店にてdポイントカードがご利用いただけます。ご利用いただいた際にご利用にあたって必要最低限の情報(dポイントカード番号や保有ポイント数等)を提供します。

<第三者提供の停止方法>
ドコモオンライン手続きにてお申込みをすることができます。
ドコモオンライン手続きから会員情報管理画面に進み、基本情報タブから「第三者提供許諾」項目の変更ボタンを選択いただき、「会員情報を第三者に提供することに同意しない」にボタンを設定して登録してください。

上記の通り、第三者提供の停止を行うと、自分に合ったおトク情報やクーポン、キャンペーン等が提供されない場合もあるというデメリットもあります。それを踏まえて、なお自分のデータを他の企業へ提供してほしくない場合は、

から申し込みできます。

リンク先の「会員情報の確認・変更」ページで、基本情報にある「第三者提供許諾」項目を確認し「許諾する」となっている場合は「許諾しない」に変更します。

変更画面で「会員情報を第三者に提供することに同意しない」を選択。

この項目の説明文には、

利用者情報を第三者提供することの停止(オプトアウト)及び再開を設定することができます。
※当社が第三者に提供する利用者情報には、「姓名」「電話番号」は含まれません。
※第三者提供を停止すると加盟店からのお客様に合ったおトクな情報やクーポン券の提供を受けられない場合があります。なお、この手続きではドコモからお送りするおトクな情報は停止されません。
※「利用者情報を第三者に提供することに同意しない」を選択した場合、手続き後にdポイント加盟店が増えた場合においても第三者には提供いたしません。
※利用者情報の第三者提供の停止を希望された場合でも利用者がdポイント加盟店でdポイントカードを利用した場合、利用するために必要最低限の情報(dポイントカード番号や保有ポイント等)を提供します。

と書かれています。


これで「第三者提供許諾」を「許諾しない」にすることができました。

最近では「Tカード」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が会員規約への明記なしに会員情報を捜査当局に任意提供していたことを発表したりするなど、ポイントカードと個人情報に関するニュースが相次いでいます。
ドコモのdポイントは、このTポイントをはじめ、Ponta、楽天スーパーポイント合わせて共通ポイントの4強と呼ばれているそうです。
自分の個人情報が自分の知らないところで利用されたり、他人の利益となってしまうのは嫌だし、決して気持ちの良いものではないと思います。今回の報道をきっかけに自分の個人情報をできるだけ守っていこうと思いました。

なお、この記事の情報は2019年3月10日時点のものです。
今後、ドコモがdポイントに関する規約を変更したり、停止(オプトアウト)方法を変更する可能性はあります。