「iOS 9」から「iOS 8.4.1」へ戻す(ダウングレードする)方法をご紹介します。
OS X Dailyと以前書いた次の記事が参考になるかと思います。
更新:2016年6月11日:iOS9.3.1までの署名停止を確認
更新:2016年5月17日:iOS9.3までの署名停止を確認
更新:2015年10月23日:iOS9.1リリースに伴いiOS9.0.1への署名も停止されています。
更新:2015年10月1日、AppleはiOS9.0.2リリースと同時にiOS8.4.1および9.0への署名を停止。詳しくは別記事へ。
ダウングレードに必要なものと準備
- iOSデバイス
- iTunesをインストールしたWindowsやMac
- ダウングレード用のIPSWファイル
iTunesはiOS9に対応した最新バージョンにアップデートしておきます。
必要に応じてiTunesにiOSデバイスを接続しバックアップを保存します。
次にダウングレード用のiOSファイル(IPSW)を用意しておきます。
現在のところ、ダウングレード可能なのはiOS8.4.1だけです。
次のサイトから、ダウングレードしたいiOSデバイスのIPSWを選びWindowsやMacにダウンロードしておきます。
- iOS 8.4.1 Update Available to Download for iPhone, iPad, iPod touch [IPSW Links] OS X Daily
- Download iOS Firmware for iPhone, iPad, iPod Touch and Apple TV / IPSW Downloads ※使い方はこちら
準備が整ったら、ダウングレードを行います。
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ダウングレードの方法
- iOSデバイスで「iPhoneを探す」(あるいはiPad/iPod touchを探す)を無効にします。設定 > iCloud の中にあります
- iOSデバイスの電源を切ります
- Windows/MacでiTunesを起動します
- iOSデバイスをリカバリーモードでWindows/MacにLightningケーブルで接続します。リカバリーモードはiOSデバイスの電源を落としたまま、ホームボタンを押しながらケーブルをデバイスに接続します。ホームボタンは「iTunesに接続」画面が表示されるまで押し続けます
- iTunesでiOSデバイスが認識されたら、Shiftキー(Windows)/Optionキー(Mac)を押しながらiTunesの更新ボタンをクリックし、先にダウンロードしておいたIPSWファイルを選択します
※リカバリーモードではなく通常の方法でiTunesに接続しても可能だと記憶していましたが、ここではOS X Dailyに従ってリカバリーモードで進める手順としています。
以上で、iOSデバイスのダウングレードが完了です。
なお、iOS9のバックアップをiOS8.4.1で復元することはできないとOS X Dailyは説明しています(新しいバージョンで取得したバックアップを古いバージョンには戻せない)。その場合、iOS8.xからiOS9へアップグレードする前に取っておいたバックアップを復元することになります。
上のスクリーンショットは、iOS9.1 Betaで取得したバックアップをiOS9.0で戻そうとした例。
このiPhone(iPad)のソフトウェアが古すぎるため、バックアップ ”*** ”はこのiPhone(iPad)の復元には使用できません。
このバックアップからこのiPhone(iPad)を復元するには、ます、iPhone(iPad)を新しいiPhone(iPad)として設定し直し、ソフトウェアを最新バージョンに復元する必要があります。