「iOS 9」には「AssistiveTouch」のカスタマイズ機能が追加されました。
「AssistiveTouch」は、画面の好きな場所に置いておき、ピンチやスワイプなどジェスチャを簡単に操作したり、ホームボタンやコントロールセンターの機能を割り当てることができます。
ホームボタンを極力使わずに画面のタッチだけで操作できるので、ホームボタンを長持ちさせることもできるというメリットもあります。
iOS9ではこのAssistiveTouchが更に使いやすくなり、「画面をロック」「画面の向きをロック」「スクリーンショット」など、好きな機能だけを最上部に置くことができるようになりました。iOS8までは下の階層に隠れており、操作するまでに2回、3回とタップする必要がありました。
今回の改善で、まずますホームボタンを押さずに画面タッチだけで素早く操作できるようになったと思います。
AssistiveTouchを有効にする方法と編集方法は、
- 設定 > 一般 > アクセシビリティの中にある「AssistiveTouch」を開き、有効にする
- 「最上位レベルのメニューをカスタマイズ」を開き、編集する
です。
以下、iPadを使って説明します。
デフォルトでは6個の機能アイコンを設置できますが、さらに2個まで追加でき、最大8個のアイコンを置くことが可能です。
追加したアイコンやデフォルトのアイコンをタップし、別の機能に置き換えることもできます。
デフォルトの機能は次の6つです。
- ホーム
- 通知センター
- カスタム
- デバイス
- Siri
- コントロールセンター
加えて、次の機能も追加できます。
- 画面をロック
- 画面を回転
- 音量を上げる
- 音量を下げる
- 消音
- ジェスチャ
- トリプルタップ
- シェイク
- マルチタスク
- スクリーンショット
- 画面の向きをロック
- ピンチ
- ダブルタップ
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試しに、「画面をロック」「画面の向きをロック/解除」「スクリーンショット」「マルチタスク」機能をメニュートップに設置してみました。
これで、電源ボタンやホームボタンを使わずにほとんど操作が可能になると思います。
ホームボタンはTouch IDのときだけ、電源ボタンはロック解除時や電源のを切る/入れる時くらいしか使わなくなるのではないでしょうか。
個人的にはiPad3でホームボタンが壊れてから、ずっとこのAssistiveTouchを使ってきました。
画面の好きな場所に置いておけるので、iPhone 6 Plusなど片手で操作しずらい時など、使い勝手も向上したと思います。
iOS9では「Wi-Fiアシスト」という機能も追加されています。こちらもなかなかの優れモノだと思います。