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子どもの頃欲しかったもの=失われた時を求めて中野ブロードウェイへ キン消し・超合金・フリーザ様にチェブラーシカ

今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」
〈春のブログキャンペーン 第3週〉

子どもの時に夢中で観ていたアニメ番組のキャラクター、プラモデル、超合金など玩具を探し求めて、東京・中野区にある中野ブロードウェイに行ってきました。

中野ブロードウェイは、JR・地下鉄東西線中野駅から徒歩数分のところにあります。
地上4階と地下1階に所狭しと店舗が入っており、特にまんだらけなどマンガ、アニメグッズ、さまざまな年代のおもちゃ、トイ、コスプレ、プラモデル・模型、フィギュア・ドール、アンティーク、古本、高級腕時計、中古スマートフォン・タブレット、PCなどなど、古いものから最近のものまで、価値あるものから、一部のマニアに熱烈に支持されているものまで、とにかくたくさんのもの・モノ・物を見つけることができます。

1つの建物に、これほど多くのおもちゃやマンガなどオタク向け商品が集積されているのは世界でも類がないでしょう。秋葉原と並んで中野はオタクの聖地であり、外国人観光客も非常に多いです。

中野駅側の入口にはさっそくまんだらけのショーケースが。
テーマに沿った展示は定期的に替わっていて、訪れるたびに違う表情を見せてくれます。

実は、私は歩いて来れるところに住んでいるので、ほとんど毎日のように買い物に来ています。
地下にスーパー、八百屋、魚屋、肉屋、ドラッグストアなどがあり、上の階のマンションや近隣の住人にとって観光客とは違った側面も持っています。

とはいえ、ブロードウェイの表の顔は、マニアやオタク心をくすぐる数々の小さなお店たちです。

アメコミなど欧米のおもちゃを専門に扱う店舗もあれば、個人が1つから借りることができるレンタルショーケースも数多くあります。

小さな店舗にぎっしりと凝縮されたこんなお店も。
場所は3階、本屋さんの向かいです。

スヌーピーのような犬を飼いたかった

小学生のころ、クラスでスヌーピーが流行していたのを思い出しました。
アストロノート(宇宙服)姿のスヌーピー、可愛いです。
ビンテージのガラス(ミルクガラスというらしい)のマグカップもいいですね。

いまや高嶺となったキン消し

キン肉マンの消しゴム「キン消し」をリアルタイムで集めていた世代にとって、懐かしさと共に当時の記憶がよみがえってくるお店もあります。
4階のまんだらけ系列店です。

上の写真は手のひらサイズの大きめのもの。
下の写真はカラフルな標準サイズ?のもの。
1つ数千円のものもあります。
自宅の押入れや物置を探してみたくなるかも。もしかしたら高値で売れるかもしれません。

ロビンマスクくらいならわかるけど、リアルタイムに人にもまったくわからないようなキャラもありそうです。あまりの「キン消し」人気から、マンガやアニメに登場しないキャラも「キン消し」化されていたようです。

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定番のガンダムももの凄い種類が

機動戦士ガンダムの超合金もありました。もちろん初代です。
3階の店舗で、綺麗に陳列されたショーウィンドウには貴重なおもちゃが並んでいます。
クローバー製のこのガンダム、当時はいくらだったのだろうか、現在のお値段は5万円以上です。

夢中になったゲームウォッチ

ゲームウォッチもその年代によって、多くの種類が発売されました。
折りたたみ式のニンテンドーDSのようなものもあります。
もちろん、1つのハードに1つのソフトしか入っていないのでしょう。

ペコちゃん多すぎ

中野ブロードウェイの1階入口には不二家があります。
そのマスコット、ペコちゃん・ポコちゃんもたくさんありました。
市販されていないノベルティ商品も多いです。

フリーザ様だってもちろんいます

映画でも話題のフリーザ様のフィギュアがありました。欲しくなりますね。
探し方が下手なのかもしれませんが、意外と扱っている店舗は見つかりませんでした。

何か自分でテーマを持ってお店を見ると楽しいかもしれません。

巨大なチェブラーシカ

ロシアのチェブラーシカのかなり大きめのぬいぐるみもありました。
ビンテージのおそらく一点ものでしょう。
このお店は3階で比較的最近できたと思います。

思えば、もう20年くらい前、ロシアや東欧のアニメーションを集めた上映プログラムを、かつて中野にあった映画館「武蔵野館」で観たのを思い出しました。

記憶を想起する場所

フランスの哲学者アンリ・ベルクソンは、その主著「物質と記憶」の中で、記憶は脳の中ではなく物質の中に宿ると説きました。
その意味は、何かを見たり、感じたりすることが引き金となって、記憶が呼び戻させるというものです。
(大学時代は一応フランス思想専門でしたが忘れていますね)
中野ブロードウェイで当時欲しかった懐かしいものを見ていると、子どもの頃の出来事が数多く思い出されました。

1950年代に建てられた中野ブロードウェイの建物も、その時代を過ごしてきた世代にとって、過去の記憶を呼び起こすのに一役かってくれるかもしれません。

「失われた時を求めて」の著者マルセル・プルーストは、ベルクソンの親戚にあたります。
上記思想にも共通点がありますね。

ここでようやくタイトルに辿りつきました。

懐かしい看板や街角のサインも

おもちゃ以外にも、記憶を想起させるもがたくさんあります。
こんな看板を懐かしく思い出す世代も飽きずに過ごせると思います。

ボンカレー、牛肉・野菜入りというのが時代を感じさせます。
レトルトは「ヒートパック」というのですね。

人ごみと静寂が同居する稀有な空間

土日や休日は特に多くの人で混雑します。
写真は3階。左手がまんだらけ本店。

一方、この真上、4階の一画はまるでシャッター街のようです。

実はこの区画は店舗の事務所や倉庫になっています。
誰もいないとちょっと怖いですね。
でもご心配なく。写真の手前にはたくさんのお店があります。

喫茶店や食事も

中野ブロードウェイはたくさんのお店があって、一度に全部を見るのは大変かもしれません。
各階には個性的な喫茶店(カフェもありますが、もっと古風な喫茶店が良い感じ)も多いので、休憩しながら見て回るのもおすすめです。
地下にも喫煙できる喫茶店「チャレンジャー」がソフトクリームで有名な「デイリーチコ」の向かいにあります。また、肉まんやシュウマイなどをイートインできる「手作り点心 また明日」もあります。
2階には天ぷら、すし、ラーメ屋、麦とろの専門店などがあり、昼食や夕食でも利用できます。

営業時間に注意

中野ブロードウェイは都内の他の商業施設と比べると、早い時間に閉店します。
多くのお店は20時あるいは長くとも20時30分までの営業時間です。
まんだらけの場合、お昼の12時~20時までの営業なので注意が必要です。

以上、「子供の頃に欲しかったもの」として、小さい時に憧れたおもちゃを中野ブロードウェイで探してみました。

皆さんも東京に遊びに来た際は、ぜひ訪れてみるのをおすすめします。
JR中野駅は、秋葉原駅から中央総武線の各駅停車一本で行くことができます。

中野ブロードウェイ公式サイト