たとえ新しいMacBookであっても、バッテリーにとってGoogle Chromeは非常に厄介な存在です。
MacBookのバッテリー寿命を改善させる方法の1つは利用するブラウザを選ぶことだと多くのハウツー記事は提案するでしょう。そこでは、まずはGoogle Chromeの使用を避けてSafariを使うべきとアドバイスすると思います。
MacBookにおいてChromeがいかにバッテリーを消費するのか、The Vergeは興味深いテスト結果を示しています。
新しいMacBook Pro Retinaディスプレイモデルで画面の明るさを65%に設定し、Safariを使った場合とChromeを使った場合とで、同じように複数のウェブサイトを閲覧してみてそのバッテリー駆動時間を計測してみると、
- Safariでは13時間18分
- Chromeでは9時間45分
という大きな違いが生じました。
ここで、SafariはChromeよりも3.5時間も長く使うことができました。
まったく同じコンピュータを使い同じウェブサイトを巡回する、ただ使用するブラウザが異なるだけで、ここまでバッテリー寿命に差が付くということになります。
新型MacBook 12インチRetinaの場合、
通常の利用で、バッテリー駆動時間は約7時間という情報もあります。
"In actual daily use, the MacBook ran for about 7 hours."
— Paul Thurrott (@thurrott) April 9, 2015
どのブラウザを使うかによってこの駆動時間はかなり大きく左右されるでしょう。
スポンサーリンク
ブラウザの速度や品質にも差が
さらに悪いことに、
SafariとChromeの違いはバッテリー駆動時間に留まりません。
速度においても、クオリティについても、決定的な差が生じています。
SunSpiderブラウザベンチマークにおいて、両者には明確な差が確認できました。
同じMacBook Proにおいて、
- Safariでは144ms
- Chromeでは203ms
という計測結果でした。
ここで、SafariはChromeよりも約30%良いスコアを出しました。
同じコンピュータであってもブラウザによってここまで速度に差が出るという良い見本といえるでしょう。
クオリティについてはどうでしょうか。
YouTubeの4K 60fpsビデオを再生する場合、Chromeでは突っかかりを見せるようです。
標準ブラウザであるSafariが最新のOS Xに常に最も早く最適化されることは間違いありません。
その優位性が今回改めて明確になりました。
一方、ブラウザとしてSafariがChromeにすべて勝るというわけでもないでしょう。
Chromeの方が使いやすく機能的な部分も多いと感じるユーザーも決して少なくないはずです。
Safariよりも使い勝手に優れる、特にGoogleの各サービスを使う場合は同意すると思います。
したがって、ユーザーのできることは、状況に応じてブラウザを選ぶことになるでしょう。
- モバイル環境で使うなら、バッテリー消費効率の良いSafariを
- ブラウザの機能よりも速度を求めるなら、軽く高速なSafariを
- 電源を確保できるなら、Googleサービスを活用するなら、Chromeを
そんな感じになると思います。
Source:The Verge
新しいMacBookシリーズについては下記も一緒にご覧ください。
www.kobonemi.com
www.kobonemi.com
www.kobonemi.com
www.kobonemi.com
- Apple Store Macストア
- MacBookを比較する
- Macアクセサリ
- Apple Store iPhoneストア
- Apple Store iPadストア
- Apple Store Mac/iPad/iPod整備済製品