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主要音楽レーベル各社、無料ストリーミングサービスは制限すべきとSpotifyに圧力

大手音楽レーベル各社は、Spotifyのような、いわゆる「フリーミアム」ストリーミングサービスに疑問を抱いていることをFinancial Timesは報じています。
記事によれば、Universalは無料サービスに厳しい制限をするよう圧力をかけるためにSpotifyとの現在の契約交渉に影響を与えています。

我々は有料契約者が増加を加速させる必要がある。それは我々が無料のサービスを制限する必要があるという主張のポジティブな方法だとメジャーレーベルの情報筋は話しました。

有料会員サービスがハイレゾ音源や独占アルバムで魅力的になるようにすることができる、あるいは、聴くことができる量を制限することで無料サービスを現在よりも魅力的ではないサービスにすることができる。そのような考えを音楽レーベルは持っているようです。

「フリーミアム(Freemium)」とはフリーとプレミアムを合わせた言葉で、基本的なサービスを無料で提供し、より高度のサービスを有料で提供するようなサービスや製品を指します。
たとえば、アプリを無料で公開し、アイテム課金をするモデルなども含まれるでしょう。

Universalだけでなく、他のレーベルも広告付きの無料のストリーミングサービスが調整される必要があるという結論に至っています。
SonyやWarnerなども最近無料ストリーミングに対する疑問を表明し、有料と無料とが明確に区別される必要があると主張していました。2社がSpotifyや他の企業のサービスに契約交渉を通じ圧力をかけるかどうかはまだわかっていません。

Spotifyは成長を成し遂げるために無料サービスは必要不可欠であると主張しています。

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音楽レーベル各社は、無料で聴ける音楽の量を制限するか、オンデマンドミュージックの代わりにPandoraのようなラジオステーションに無料サービスを制限してくるかもしれません。

SpotifyとRdioは、コンピュータでは無料会員でも任意の曲だけを聴けるオンデマンドのストリーミングができますが、モバイルではラジオのようなサービスに制限しています。
たとえば、WindowsやMacでは無料契約であってもユーザーは自由に楽曲を選んで聴くことができます。一方、iPhoneなどのモバイルアプリではアーティストやアルバムを指定できますが、直接聴きたい曲ではなく関連した楽曲がランダムに流れる仕組みです。

無料サービスに否定的なアーティストも少なからず存在しています。
たとえば、Bjorkは最新アルバム「Vulnicura」をSpotifyでリリースしないことを決めました。
Bjorkは、Spotifyのサービスモデルを正気とは思えないとし、Netflixが良いモデルになると思うと主張しました。そうすれば、ユーザーは最初に映画館に行ってくれるだろうし、その後、期間を置いてNetflixでも観れるようになる。おそらくストリーミングもその方法が良いという意見です。

Universalのような巨大な音楽レーベルも同様のことを公言し始めたというのが現状です。

過去、音楽レーベルはフリーストリーミングによって大きく助けられていました。
無料のストリーミングは海賊盤を一掃するのに効果的であり、活気のない市場に新しい顧客とお金をもたらすとみられていました。
しかし、ストリーミングサービスが成長していくと、レーベルのデジタルダウンロードやCDなどメディアの売り上げに貢献していないと考えるようになったと音楽レーベルは感じているということでしょう。


Appleは、買収したBeatsをベースとした音楽ストリーミングサービスを今年夏にも開始するといわれています。6月のWWDCがそのタイミングでもっとも有力視されています。
Appleのサービスは、無料ではなく、毎月8~10ドル程度の有料サービスになると予想されています。

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Source:Financial Times via The Verge

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