Microsoftは「Windows 10」を今夏リリースすることを正式に発表しました。
中国で開催されているWindows Hardware Engineering Community(WinHEC)にて明らかにされました。
Windows10は、190カ国、111言語で利用できます。
10月頃と予想されていましたが、それよりも早い時期に発売されることになります。
追記:OEMメーカー筋によれば7月にRTM版、ほどなくWindows7以降に無償アップグレード版提供開始。
気になるアップグレード対象は、すでに1月にアナウンスのあった通り、
Windows 7以降、すなわち、Windows 7、8.1、Windows Phone 8.1からWindows 10に、
発売から最初の1年間は無料でアップグレードできます。
興味深いのは、海賊版Windowsを利用している中国のユーザーも無料でアップグレードできるとのこと。
スポンサーリンク
また、Windows 10は、IoTデバイス向けにも無償で提供されます。
以前、「Raspberry Pi 2」がWindows10に無償アップグレード対象と発表されていましたが、今回、IntelやQualcomm「DragonBoard 410c」も同様に無料アップグレードの対象となることもアナウンスされました。
Windows10の新機能としては、生体認証機能「Windows Hello」がサポートされることも発表されました。
ユーザーの顔、指紋、虹彩を利用して、デバイスのロック解除する新しい識別認証プロセスであり、従来のパスワードよりも非常に安全であるとアピールされています。
Surface Pro 4もいよいよ
さて、Windows10の発売が今年の夏に決定したことで、それに合わせて各メーカーは新モデルを投入してくるはずです。
正式には何も告げられていませんが、Microsoftも同社のタブレットPC、Surface Proシリーズの次世代モデルを準備していると予想されます。
現行Surface Pro 3に続く、「Surface Pro 4」は、早ければ7月にも発表されるといわれていました。
今回、Windows10の発売時期が定まったことで、Surface Pro4もそのタイミングに合わせてくると思われます。
どちらもMicrosoftブランドであり、相乗効果を狙うのも不思議ではありません。
追記:Windows10アップグレードの提供が7月ということで、新型Surface Proもいよいよ同時発表も期待されます。
ライバルであるAppleは新型MacBookを4月に発売します。
Surface Pro4はIntel 第5世代Core(Broadwell-U)、あるいはMacBookと同じIntel Core M(Broadwell-Y)プロセッサを採用するともいわれています。
加えて、LTE搭載モデルも用意されるかもしれません。
別の見方として、Broadwellではなく、その次世代Skylakeを持つというのもあるかもしれません。
Source:Blogging Windows, PC Watch
記事更新2015年3月19日:アップグレードのリリーススケジュール
記事初出2015年3月18日